和食ダイエットの効果～70年代の日本の食卓
- 投稿者：駒タン
- 性別：女性
- 年齢：60
- 身長：157
- 期間：約2ヶ月
- 体重：48kg → 42kg
- 体脂肪率：18％ → 16％
ダイエットの経験は二度目です。最初のダイエットは、大学生の時で、その頃の私は、アルバイトの仕事内容の関係で痩せる必要があって、それに若さゆえの無謀さも加わって、二週間で5キロ程度の体重を落とすという方法を取りました。お豆腐とレタスばかり食べたので痩せることはできましたが、今思うと決して健康的なダイエットではありませんでした。そこで、今回実施したダイエット法は、1970年代の普通の家庭の夕食を再現した、言うなれば「和食ダイエット」です。緩やかに体重を落とす事と、ダイエット中だからと無理をし過ぎず、食事のメニュー内容を昭和の時代に戻したのです。その幾つかをご紹介しましょう。
１．お味噌汁を毎日食べる
近年、食事の順番として、必ず野菜から摂るようにというのが、ダイエットの定番になりつつありますが、野菜と云っても、サラダばかりでは、口の中が同じ食感で淋しいものです。そこで、野菜のたっぷりと入ったお味噌汁か野菜スープを作っていただくと、最初に色んな野菜の食感を味わうことができ、と同時にお味噌汁やスープを飲み干すことで、空腹感はおさまるので、御飯類の量は、無理やりではなく、自然と減らす事ができます。ダイエット中の我慢という気持ちがなくなり、ダイエットが継続しやすくなるのです。
味噌汁は豚汁のようにすると、ゴボウや大根、人参といった根菜類から、白菜や葱と云った品目まで、たっぷりの種類の野菜を摂ることができます。豚の量は心持ち控えるようにしてみて下さい。御飯の量を減らせることを考えると、現在の食事メニューと比べて、随分とカロリーを抑えることができるはずです。また、お味噌汁の味噌は、発酵食品ですのでそれ自体が健康的です。できれば味噌は減塩で、味噌汁の仕上げに豆乳をスプーン一杯程度入れると最高です。
２．酢の物を毎日食べる
1970年代の食卓には、お味噌汁の他は、メインとなる焼き魚等の他と云えば、煮物と酢の物が並びました。この酢の物は、わかめときゅり、きゅりにちりめんじゃこという組み合わせで、生姜醤油と御酢で食したものです。酢の物のこの組み合わせは、今思えば、健康的にダイエットするための最強のメニューだったと思います。御酢自体にダイエット効果がありますし、わかめは低カロリーでありながら栄養素の宝庫である海藻です。きゅうりも低カロリーですし、生姜は体の新陳代謝アップにも大きな役割をもっています。
３．煮物を食べる
今の若い人は、煮物といえばおでんを思い浮かべる人もいるようですが、1970年代の食卓は、毎日、日替わりで何かの野菜の煮物が登場していたのです。例えば、こんにゃくと厚揚げの組合せであったり、筍とふきの組合せ等、様々な根菜や葉物類を口にしていましたし、こんにゃくは、煮物だけでなく、田楽にしたり、お味噌汁の具材にも結構入っていたりとさまざまな形で活用されていました。野菜の煮物はカロリーの低い食事でありながら腹もちもよく、きちんと必要な栄養も摂ることができます。
まとめ
このように、高カロリーの現代の食事をやめて、1970代の食事を実践するダイエットを開始したのです。このほかに、毎日、ぬか漬けなどの発酵食品も欠かさず食べるようにしました。辛い思いといえば、大好物のラーメンと、ピザの回数を減らした事くらいでしょうか。二か月で、どうにか、目標体重に到達しました。
当時の日本人で太っている人はほとんどいませんでした。このことからも、私が1970年代に食べていたような伝統的な和食はは最高のダイエット食だと確信しています。ただし、西洋の食事に慣れてしまった今の若い人がいきなり実践するのは難しい面もあるかもしれません。自分にとって、無理をし過ぎないメニューを考える事も大事です。
管理人からのコメント
ご紹介いただいたような伝統的な和食メニューは低カロリー、栄養バランス、代謝アップなどの点でダイエット食として非常に優れていますね。和食で一つだけ気をつけてほしいのはたんぱく質不足です。食事一回でのたんぱく質のの目標摂取量は20gなので、魚をメインにするなら、豆腐と卵料理を加えることをおすすめします。例えばサンマ一尾で12～15g、豆腐100gで約5g、Mサイズの卵で約4g。これで目標をクリアできます。
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