アボカドを食べたほうがよい4つの理由~驚くべきアボカドの栄養と効果
最近は「アボカドが体に良い」ということはよく知られるようになってきました。「世界一栄養価の高い果物」としてギネスブックにも記録されているそうです。しかし、どう体に良いのか?ということをはっきりご存知でしょうか?ここでは、とても優れたアボカドの栄養とさまざなな効果をご紹介します。
心臓病のリスクを減らす
心臓病は先進国の多くで死因のトップになっていて、日本でも死因の第2位です。心臓病になる原因としては遺伝的要因もありますが、ほとんどは後天的要素、つまり生活習慣が大きく関係していると言われています。そこで食生活に摂り入れたいのがこのアボカド。アボカドに含まれる不飽和脂肪酸は、悪玉コレステロールを減らし、心臓病を予防する効果があることが分かっています。
ダイエットに効果的
アボカドが体によいと言っても、ダイエット中の方の中には、アボカドに脂質が多く含まれていることを気にしている方もいるかもしれません。しかし、上でもご紹介した通り、その脂肪分はほとんどがいわゆる善玉脂質と呼ばれる不飽和脂肪酸。ダイエット中の方こそアボカドは食べるべきです。
その大きな理由は、脂質には空腹を抑える効果があるということ。実際、近年行われた研究では、「アボカドを含む食事を食べた人は暴飲暴食をあまりしないようになったと」いう結果が出ました。これは興味深いですね。これには、アボカドには脂質の他に食物繊維も豊富に含まれている(1個当たりに約14g)ということも関係しているでしょう。また、「アボカドを多く食べる人は食べない人に比べてウエストが細く、BMIが低い」という研究結果もあります。
加えて、アボカドにはカリウムも多く含まれているので、むくみ解消効果もあります。むくみは余計な水分ですので、むくみを解消することによってダイエット効果もありますし、美容や健康にもいい影響があります。
がんのリスクを減らす
アボカドには「フィトケミカル」と呼ばれる抗酸化物質が豊富に含まれていて、これにはがんを予防する効果があります。
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がんの中でも特に口腔がんを予防する効果が高いことが分かっていますが、最近の研究では乳がんや前立腺がん、骨髄性白血病などにも効果があるとも言われています。
老化予防と美肌効果
アボカドにはカロテノイドと呼ばれるいくつかの抗酸化物質が含まれていて、これが体にさまざまなメリットをもたらすことが分かっています。特に、老化の予防と目の病気の予防に効果的です。また、これらの抗酸化物質には紫外線のクッションとなってくれる働きもあるので、美肌を保つ効果もあります。
カロテノイドは、他のフルーツにも含まれていますが、アボカドから摂るのが最も吸収されやすいと言われています。是非日々の食事にアボカドを積極的に取り入れてみてください。