ココナッツオイルの効能が凄い!その健康効果とは?
世界中で認められているココナッツオイルとは?
世界中のどこの国よりも健康水準が高いと言われている民族をご存知でしょうか?それは、南太平洋諸島に住む先住民です。これらの島では、心臓病や糖尿病、癌や関節炎はほとんど存在しません。そして、この島の健康の秘訣として考えられるのが、この地域の人全員が食べているココナッツです。
最近話題のココナッツオイルですが、実はココナッツの健康効果は古くから世界中で認められています。インドのアーユルヴェーダ医療をはじめ、パナマやジャマイカ、ナイジェリアや他のアフリカ熱帯地方などで一般に処方されています。中国でも、約2000年以上前の古い医学書の中で、少なくとも69種類の病気の治療法や薬にココナッツオイルが使われています。
一般的に、健康のためには脂肪摂取量を減らす必要があると言われますが、ココナッツオイルはさまざまな形で私たちの健康を促進してくれるため、ココナッツオイルはむしろ積極的に摂るべき優良な油と言えます。ここでは、ココナッツオイルのどこがそんなに優れているのか?その効果・効能についてご紹介します。
ココナッツオイルの健康効果とは?
1. ダイエット効果~脂肪にならない
ココナッツオイルの主成分は、植物性の飽和脂肪酸です。飽和脂肪酸にはいくつかの種類があり、例えば、肉などに含まれているのは「長鎖脂肪酸」で、体内に取り込まれると血液中を循環し、エネルギーとして使われない分は脂肪として蓄積されていきます。
一方、ココナッツオイルに含まれているのは「中鎖脂肪酸」で、血液中を循環せずに直接肝臓に送られ、即座にエネルギーに変えられるため、脂肪として蓄積されることはありません。
また、中鎖脂肪酸は血糖値を上げないため、低血糖症や糖尿病の方も食べることができる安全な食べ物と言えるでしょう。これらのことは科学的な実験によっても証明されています。
2. ダイエット効果~代謝を上げる
世の中には「痩せの大食い」という人がいます。またその反対に、少ししか食べないのにすぐ太ってしまうという人がいます。実はこれには代謝の違いが関係しています。基礎代謝率が高ければ高いほど、同じ量を食べても、また同じ運動をしても、消費カロリーは多くなります。
代謝率を上げるために一番良い方法は、定期的に運動することです。筋肉質の引き締まった体はカロリーを多く消費します。また食事に関して言えば、炭水化物を摂るよりもタンパク質を摂る方が熱発生作用が大きいため、代謝作用が高まります。そして、そのタンパク質よりも代謝作用を上げる効果が高い食べ物が、実はココナッツオイルなのです。
ココナッツオイルに含まれている中鎖脂肪酸は、体の代謝作用を高めて、より多くのカロリーを燃焼させる効果があります。さらに、中鎖脂肪酸は急速に燃焼されて代謝エネルギーとして使われる結果、長鎖脂肪酸の燃焼を助ける働きまであります。そして、その代謝が高い状態は少なくとも24時間維持されます。まさにココナッツオイルは「食べて痩せる油」と言ってもよいでしょう。とは言え、体が必要とする以上の量を摂ってしまうと体重は増えてしまいます。何事もほどほどが肝心です。
3. 感染症を予防する
私たちが食べる物や飲む水、呼吸している大気中などの環境の中にはたくさんの微生物が存在しています。それらは、風邪やインフルエンザなどの感染症の原因となり、私たちの体は、体の防衛反応を働かせてそういった感染症と闘うことになります。
実は、ココナッツオイル特有の中鎖脂肪酸の組成には抗微生物作用があります。つまり、感染症の原因となる病原菌を殺すことができるのです。例えば、インフルエンザやヘルペス、胃潰瘍や肺炎、副鼻腔炎や咽喉感染症、虫歯や食中毒、リウマチ熱や耳痛、髄膜炎や尿路感染症などの細菌を退治してくれます。医学研究者たちが開発する合成薬剤には副作用の心配がありますが、ココナッツオイルは副作用もなく、天然の抗菌・抗ウイルス・抗真菌・抗原虫作用によって、感染症にかかる可能性を低下させてくれるでしょう。
また、代謝を上げる効果について先に述べましたが、実は代謝の向上は病気の回復を早めてくれることにもつながります。これは、代謝が上昇することによって細胞が効率的に機能して、古い細胞から新しい細胞に変わるのを早めるためです。風邪だけでなく傷の治りも早くなり、免疫系の機能も向上するでしょう。
4. 心臓病を予防する
ファーストフードの揚げ物などで使われている植物性油は脂肪含有量が高いため、脂肪摂取量も増加します。さらに悪いことに、これらの油は水素添加されたトランス脂肪酸と呼ばれ、血中コレステロールに悪影響を与え、心臓病や糖尿病や肥満、感染性疾患や免疫機能障害などなどさまざまな疾患のリスクを高めます。揚げ物以外にも、マーガリンや菓子パンなど、私たちが口にするさまざまな食品には残念ながら有害なトランス脂肪酸が含まれています。
一方、ココナッツオイルに含まれている高濃度且つ天然の中鎖脂肪酸は、血中コレステロールに全く影響を与えないことが報告されています。それどころか、免疫学の研究によると、ココナッツオイルを少量しか摂らない人よりも、多量に摂る人の方が心臓病発生率がはるかに低いことが証明されています。心臓病羅患率が最も低い国であるスリランカの人たちがココナッツオイルをたっぷり食べていることも一つの証拠となるでしょう。ココナッツオイルは、医療の現場で血清コレステロール値を下げるためにも使われるほど、その治療効果が認められているのです。