尿酸値を下げる方法
お酒好きの方は、健康診断の「γ-GTP」と「尿酸値」の数値に戦々恐々としているのではないでしょうか?もしかしたら、尿酸値を下げるためにプリン体が含まれているビールや食品を控えているという方もいるかもしれません。しかし、まず最初にお伝えしておきたいことがあります。どうやら最近の医学会の常識では、尿酸値の上昇とプリン体を含む食品の摂取は無関係だそうです。驚いた人もいるのではないでしょうか?
ここでは、尿酸値が高いと指摘された人が、尿酸値を下げるためにどのような方法が有効かご紹介します。
尿酸値が上がる原因
尿酸値を下げる方法をご紹介する前に、尿酸値が上がる原因を整理しておきたいと思います。尿酸値が上がる原因が分かっていれば、それと逆のことをすれば尿酸値は下げることができますね。
アルコールの飲み過ぎ
お酒を飲むと、体内でアルコールを代謝(=分解)するために、ビタミンB群、特にビタミンB12と葉酸が大量に消費されます。ビタミンB12と葉酸が欠乏すると、尿酸値が上がることが分かっています。つまりプリン体が入っているビールに限らず、アルコールを飲み過ぎると尿酸値が上がるのです。
ストレス
「活性酸素」という言葉をご存知でしょうか?簡単に言うと、体を酸化する(錆びさせる)、望ましくない酸素です。この活性酸素は、私たちがストレスを受けると発生することが分かっています。
活性酸素が発生すると、人間の体はそれに抵抗します(=抗酸化作用)。このときに活性酸素と戦ってくれているのが、実は「ビタミンC」と「尿酸」なのです。尿酸と言えばいつも悪者扱いばかりされますが、こんなありがたい働きをしてくれているとは意外ですね。しかも、尿酸はなんとビタミンCの6倍もの抗酸化作用があると言われています。ただしそれは逆に言うと、ストレスが増えると尿酸値が上がるということの裏返しでもあります。
糖質の摂り過ぎ
糖質を摂り過ぎると「インスリン」が大量に分泌されます。この厄介者インスリンは最近「肥満」との関連で語られることが多いですが、実は尿酸値とも密接な関係があります。インスリンが過剰に分泌されると、まず、腎臓では尿酸の排泄が低下します。それと同時に肝臓では尿酸がより多く作られるようになります。このようにダブルで尿酸値上昇に貢献してしまうのです。
尿酸値を下げる方法
上の尿酸値が上がる原因を踏まえ、具体的に尿酸値を下げる方法をご紹介します。
ストレスを減らす
これはそうは簡単にはいきませんが、なるべくストレスを減らすように工夫してみることは大事です。以下の記事ではストレスを減らす一つの方法をご紹介しています。
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アルコールを控える
まず、一番には是非これを実践しましょう!繰り返しますが、これはプリン体を含む・含まないを問いません。
アルコールを飲むなら糖質オフを
最近は糖質オフや糖質ゼロのビールが多く販売されていますね。またウイスキーや焼酎などの蒸留酒は基本的に糖質ゼロなのでおすすめです。
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低糖質の食事を心がける
「糖質制限ダイエット」というと大げさに聞こえるかもしれませんが、日頃の食生活をほんの少し見直すだけで、糖質はずいぶんカットすることができるものです。
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たんぱく質を摂る
唐突に聞こえるかもしれませんが、実はたんぱく質にはビタミンB群と葉酸も含まれています。特に内臓系の肉には豊富で、魚は全般的に豊富です。ただでさえ、歳をとると筋肉は衰えていきます。体を作る大事な材料であるたんぱく質を、日頃から多く摂るように心がけましょう。
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ビタミンB群とビタミンCのサプリメントを摂る
ビタミンB12と葉酸の他に(ちなみに葉酸はビタミンB群の一種です)、ビタミンCもストレス(=活性酸素)と戦ってくれる大事なビタミン。さまざまなビタミンを効率よく摂取するためには、サプリメントを使うのも有効な選択肢です。いろいろなビタミンが入っているいわゆる「マルチビタミン」系を飲むのもよいですが、尿酸値を下げることに限って言うと、必要なのはビタミンB群とビタミンCですので、それに特化している「アクアヴィータ」などはおすすめのサプリメントの一つです。
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