冷凍野菜のススメ〜旨味アップで時短調理!
スポンサーリンク
忙しい生活の中でも栄養はきちんと摂りたいもの。お弁当や惣菜屋さんに頼るのは手軽ですが栄養が偏りがちです。そこで役立つのが凍らせた野菜を活用すること。生の野菜をそのまま凍らせて材料と一緒に鍋に入れて数分火にかければ出来上がり。野菜の新しい食べ方をぜひ試してみてください!
スポンサーリンク
冷凍野菜のメリット
調理の時短
冷凍すると、野菜の組織が壊れ、野菜の水分が抜けます。そうすると火の通りが良くなり、出汁などの旨味を十分に吸い込むため、調理の時間が短くなると共に、美味しく仕上がります。
旨味・旨味アップ
冷凍すると、野菜本来の美味しさが丸ごと凝縮されます。甘味や旨味も増すため、調味料や塩分を減らすことが可能。高血圧やむくみを気にしている方にも最適です。
カロリーOFF
冷凍野菜を炒める時は、出てしまった水分を利用して炒め煮のように調理することで油をカットし、カロリーを抑えることができます。また、油を使っても、生のときよりも油が吸収されにくくなります。
簡単
冷凍野菜のほとんどは、生の野菜を切って袋に入れて冷凍するだけ。調理する時は解凍する必要なく、そのまま使うことができます。鍋やフライパンに他の野菜と一緒に入れて、蓋をして数分蒸し煮するともう出来上がり。忙しい朝や急な来客の折にも重宝します。
冷凍野菜の作り方・使い方
- 野菜を洗って、せん切りや輪切りなど料理に合わせて使いやすい大きさに切りましょう。トマトや玉ねぎなどは丸ごと凍らせてもOK。ただし、ジャガイモやレンコン、ゴボウなどは黒く変色するのを防ぐために、水または酢水にさらしてから凍らせてください。また、キノコは水洗いはせずに、汚れをペーパータオルなどで拭くだけにしたほうが風味を保つことができます
- ジッパーがついている冷凍用の保存袋に入れましょう。野菜の水気は拭き取らずそのままで構いません。袋の中の空気はしっかり抜きます。ファスナーを閉めたら、袋の野菜を平らにして全体に広げてから冷凍庫に入れてください
- 冷凍野菜を使うとき、冷凍した野菜が固まっていたら、袋の上から軽くほぐして使ってください。冷凍野菜を使い切る目安は約2~3週間です。長く冷凍すればするほど鮮度が落ち、味も落ちていくので、なるべく早めに使い切るように心がけましょう
冷凍野菜の豆知識
- 旬の野菜は旨味や栄養が多く含まれています。また、たくさん出回っていて安く手に入るので、多めに買って冷凍保存しておくと経済的にもお得です
- ジャガイモは冷凍に不向きと言われていますが、千切りにすれば生でも美味しく冷凍保存が可能です。ポイントは水にさらしてデンプンとアクを抜いておくこと。その他、長芋などの芋類、下ごしらえが必要とされている葉野菜やモヤシなども洗ってそのまま冷凍可能です。基本的に、生のまま冷凍できない野菜はないといってよいでしょう
- 冷凍することによって特に旨味や甘味がアップする野菜があります。例えば、キノコやトマトは旨味、玉ねぎやニンジン、カボチャは甘味が増します。また、椎茸は冷凍によって余分な水分がなくなるため、干しキノコと同じように旨味成分グアニル酸が濃縮され、加熱調理することでよってさらに旨味がアップします
- 残念ながら冷凍すると損なわれてしまう栄養素もありますが、ビタミンA・D・E・Kなどの脂溶性ビタミンは損なわれません。ビタミンCやB群などの水溶性ビタミンについては、栄養素自体は損なわれないものの、水分が出てしまうことによって、酸化したり流失してしまうことがあります
- 冷凍庫から出した野菜は、溶けるとビタミンが変色したり、減少したりします。凍ったままの状態で手早く加熱調理することをオススメします
- 解凍した野菜は水分が抜けています。再冷凍は風味や栄養価も落ちてしまいますのでオススメしませんが、加熱して調理したものであれば再冷凍してもOKです