女性ホルモンの周期とお肌との関係
女性ホルモンとは?
女性の身体に大きな影響を及ぼすホルモンは二つあります。一つは「プロゲステロン」という黄体ホルモンで、簡単に言うと「妊娠のためのホルモン」です。これは妊娠時に受精卵が着床しやすい子宮内膜環境に整え、引き続き妊娠状態を支えます。もう一つは「エストロゲン」という卵胞ホルモンで、簡単に言うと「女性らしさを引き出すホルモン」です。これは、自律神経やいろいろな臓器の状態を安定させる働きがあります。約28日間の月経周期の間、女性ホルモンの分泌量は一ヶ月の間に変動しますので、その変動によって身体の調子も変化します。ここでは、大きく四つに分けた女性ホルモンの周期リズムと、それがお肌や身体に及ぼす影響とその対処法をご紹介します。
月経期ってどんな状態?
月経開始日の1〜5日目を月経期と言います。女性の身体は妊娠できる状態にするため子宮内膜が増殖し厚くなりますが、月経期には不要になった子宮内膜が剥がれ落ちます。これを生理と言いますが、この時期はプロゲステロンとエストロゲンの分泌が最も少なくなるため、身体は血行不良になりだるくなったり、お肌にはくすみやごわつきが生じます。こんな時は葉酸やミネラル、鉄分を多く含む食品を摂るよう心がけたり、お肌の細胞の奥まで水分や栄養が届くようサプリメントなどの補給やパックをすることが役立ちます。
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卵胞期ってどんな状態?
月経開始日の6〜12日目を卵胞期と言います。この時期は女性ホルモン分泌量が最も少ない生理期間が終わり、女性らしさを引き出すエストロゲンの分泌量が多くなるため女性的魅力がUPします。体調や気分が安定するため活動的になったり、ハリのあるお肌や艶やかな髪、美しい身体つきになります。こんな時は、肌本来の元気を引き出すため潤いを補給するエッセンスやクリームなどを使用し、お肌の調子を良質に保つことができます。
排卵期ってどんな状態?
月経開始日の13〜15日目を排卵期と言います。女性の卵巣では卵が育ち成熟卵胞になりますが、排卵期には成熟した卵胞壁が破れて卵子が飛び出します。この時期は、心身ともに活動的な状態がピークになり、お肌の良い状態やセクシーな身体つきが最高潮になります。こんな時期は、お肌の保湿効果を高めるクリームを使用したり、潤い力をUPさせるサプリメントでさらに魅力を維持することができます。
黄体期ってどんな状態?
月経開始日の16~28日目、つまり生理前を黄体期と言います。この期間は妊娠できる状態を整えるため、妊娠に関係するプロゲステロンの分泌量が多くなります。この時期は身体が水分を溜め込むようになるためむくみやすくなったり、活発になる皮脂分泌の影響でお肌の状態も不安定になりニキビができたりします。気持ちがイライラするといった精神的ストレスや、腹痛や頭痛など身体的な症状が出る月経前症候群になることもあります。こんな時は、女性ホルモンに効果のあるイソフラボンを含む食品やサプリメントを摂り入れたり、できてしまったニキビケアのためのエッセンスなどを使用することが役立ちます。
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