カンタン!白湯ダイエットの方法と効果とは?
カロリー消費をアップさせて痩せ体質をつくってくれる、おまけに便秘を解消するデトックス効果まである、かかる費用は0円。いつでも誰でも気軽に始められて効果的、そして健康にも良いダイエット方法があります。その方法とは、朝起きた時に50℃の白湯(さゆ)を150㏄飲むだけ。ここでは「白湯ダイエット」の効果や方法についてご紹介します。
胃腸が温まり代謝が上がる
体の内部の温度は、表面温度である体温よりも少し高い40℃前後です。この40℃より低い温度のものを体に入れると、胃や腸をはじめとした内臓機能の低下に繋がります。つまり冷たいものばかり飲んでいると腸管が冷え、消化機能が弱まって、食べたものを十分に分解できないのです。
白湯ダイエットでは、40℃より少し高めの50℃の白湯を飲むことで胃や腸を温めます。すると血流が良くなり、胃腸の働きが活発になって基礎代謝(生命活動を維持するために必要とされるエネルギー)が上がるのです。
脂肪燃焼&食べ過ぎ防止
白湯は一日のいつ飲んでもよいですが、代謝を上げるためには、まず朝起きてなるべく早い段階で1杯飲むのがオススメです。これは、朝のまだ動きが鈍い胃や小腸の働きを活発にさせると、その分代謝を上げる効果が大きいからです。代謝が上がれば、運動して生んだエネルギーと同じように脂肪を燃やしてくれるので、自然と太りにくく痩せやすい体になっていきます。
また、白湯を飲むと腸の血流が良くなり、脳への情報伝達もスムーズになります。食事を始めてから、脳内の満腹中枢に「満腹である」という指令が届くまでには20分かかると言われていますが、血流がよくなることによってこの時間も短縮してくれるのです。つまり、満腹を感じるまでに食べ過ぎてしまうことが少なくなるので、その意味でも太りにくい体になると言えます。
便秘解消にも効果的
さらに、白湯には便秘解消の効果があります。便秘になる原因はいくつかありますが、一つには脳の働きが関係しています。脳の働きは腸の働きと密接に関連していて、朝目覚めると、通常は腸管が動き、脳に前日の老廃物を排出するように指示するのですが、この脳への命令が鈍くなると、便秘が引き起こされます。
そこで、温かい白湯を飲むと、腸管の動きが活発になり、脳への指示もスムーズになります。また腸が動いてくれれば腸内の残留物を先へ先へと送ってくれますし、白湯が腸壁にへばりついている残留物を溶かしてくれるので、さまざま意味で便秘が解消されやすくなります。また、白湯に塩を少し入れて飲むと、腸が刺激されてさらに便秘に効果的です。
白湯ダイエットの方法
白湯ダイエットの方法としては、先に述べたように、朝起きてまず1杯飲むだけでもよいですが、ダイエット効果を高めるなら、朝起きぬけ・昼食時・夕食時・寝る前と1日4回、1回150㏄程度の白湯を飲むのがよいでしょう。毎食飲むことによって食べ物の消化・吸収がよくなり、代謝も上がりやすくなります。
しかし、忙しい朝は白湯を飲む暇もなかったり、昼や夜の外出時には白湯を飲むことができない場合もあるかもしれません。そんな時は無理をせず、次の食事の時にでもまた白湯を飲みましょう。大事なことは、白湯の温度で胃や腸を温めて機能を活性化させることです。毎食ごとが辛かったら起き抜けの一杯だけでもよいですし、朝からお湯を沸かすのが面倒だったら、ポットのお湯を少し冷ましたものでも構いません。できる範囲でなるべく胃や腸を活性化させ、健康的に痩せましょう。