目の疲れを取る方法とは~眼精疲労やドライアイを改善するために必要なこと
目の疲れが体の不調に!?
目の疲れを訴える人は年々増えています。その主な原因はパソコンやスマホ。長時間のパソコンやスマホの使用は、目の疲れだけでなく、全身の疲れや痛み、精神的ストレスなど心身の不調につながることをご存知でしょうか?実際、そういった症状は、「VDT症候群」と呼ばれています。
増えている!VDT症候群とは?
VDT(Visual Display Terminal)とは、視覚表示端末の意味で、簡単に言えば、ディスプレイ画面を持つパソコン、スマホ、ゲームなどの機器のこと。「VDT症候群」とは、これらの機器を使うことによって起きる体の不調全般のことを指し、別名「テクノストレス眼症」とも呼ばれています。
例えば、パソコンで書類を作成するときのことを想像してください。視線はディスプレイやキーボード、書類などをあちこちに移動します。そのとき、目はそれぞれの距離に合わせて次々と焦点を調節しなければなりません。また、ディスプレイは高速で光が点滅しており、これを処理するために、脳の光情報は許容量を超えることがあります。
その影響は目の筋肉や神経だけでなく、脳自体にも及びます。その結果、首や肩のコリ、目の奥が重い、光が眩しいといった眼精疲労や、瞬きの減少によるドライアイにつながってしまうのです。
パソコン環境!目の疲れを軽減する方法とは?
パソコン作業をするときは、できるだけ目に負担をかけないよう心がけましょう。目への負担を軽くする方法としては、まず机上(室内)の明るさを750ルクス以上にすること。750ルクスとは、労働基準法で定められているオフィスの明るさの最低ラインで、百貨店売場や一般的な明るいオフィスの明るさが目安です。
また、文字と背景の色の差が大きくならないようにします。例えば、真っ白な背景に真っ黒な文字は目が疲れる原因になります。そこで、WordやExcelなどのアプリケーションは、背景色をクリーム色やグレーなどの落ち着いた色に変更するのがおすすめです(Wordの背景色の変更方法についてはこちらのサイトで分かりやすく説明されています)。また、ディスプレイ本体側で、画面の明るさ、コントラスト、彩度を下げるのも有効です。この方法については、環境によって異なりますので、取扱説明書を参照してください。
その他、以下のようなことにも気を付けましょう。
- 小さすぎる文字は避ける(画面の解像度または表示倍率で調整)
- ディスプレイの配置は視線が少し下向きになるようにする
- 画面上に他の眩しいものが映らないようにする
- 作業範囲とその周りの明るさを同じ程度にする
- 連続作業時間はできるだけ1時間以内とし、その間に10〜15分の小休止を1〜2回とる
疲れ目に!アントシアニンの効能
目に良い食べ物として有名なのがブルーベリー。ブルーベリーは目によいとされるアントシアニンが豊富ですが、実はカシスには、そのブルーベリーの2倍ものアントシアニンが含まれています。
アントシアニンには、網膜の色素の再合成を促したり、毛細血管を保護・強化するなどして、目の血行を良くする働きがあります。また、目の周りの筋肉の緊張やコリを緩和したり、目の周りの血流も良くしてくれるため、パソコンなどで疲れた目を癒すのに効果的です。
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ドライアイに!緑黄色野菜に含まれるビタミンAの効果
ビタミンAは、網膜で受ける光に対する感受性を高めたり、眼球表面を保護している粘液の分泌を促してくれます。特に、暗いところで物が見えなかったり、角膜の表面が乾いたりするドライアイの人はビタミンAを積極的に摂りましょう。
ビタミンAは、ニンジンやホウレン草、ケールやパセリなど緑黄色野菜のβカロテンや、海苔やレバーに多く含まれています。ビタミンAは脂溶性なので、油と組み合わせて摂ることによって、吸収率が80〜90%と一段と高くなります。
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目の衰えに!ビタミンB群がオススメ
目の疲れや衰えが気になる人はビタミンB1やビタミンB2、ビタミンB6などのビタミンB群がオススメです。脂質や糖質の代謝を促して、疲労物質が溜まるのを防ぐため、視神系や筋肉の疲れを軽くしたり、視力や集中力の低下を予防します。また、眼表面の粘膜の細胞の再生を助けるため、眼精疲労の改善にも役立ちます。
ビタミンB群は、卵や納豆、レバーやたらこなどに多く含まれています。
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目の若さに!ビタミンCやコラーゲンが必須
ビタミンCやコラーゲンはアンチエイジングに欠かせない栄養素ですが、目の若さを保つためにも必須です。コラーゲンは目の中にある水晶体や角膜に多く含まれており、ビタミンCはコラーゲンの生成を強力にバックアップしてくれます。特に、コラーゲンは水晶体の透明度を維持するため、水晶体が濁って字がかすんだり、昼間の光が眩しく感じる白内障になるのを防ぎます。
ビタミンCはピーマンやブロッコリー、イチゴやキウイ、柑橘類などに、コラーゲンは豚足、鶏皮、牛スジ、フカヒレ、ウナギなどに多く含まれています。
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目の働きに!ナッツ類が効く
強力な抗酸化作用があることで知られるビタミンE。それ以外にも、血管の収縮を促して血液の循環をスムーズにしたり、不純物を排出して栄養を運ぶなどの働きがあり、目の働きの改善にも効果があります。
ビタミンEは、落花生やアーモンドなどのナッツ類に多く含まれています。
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