隠れ肥満のセルフチェックと原因・改善方法まとめ
隠れ肥満とは?~隠れ肥満チェック1
「隠れ肥満」という言葉をご存知でしょうか?隠れ肥満とは、ざっくり言うと「一見痩せて見えるのに体脂肪率が高い人」のことで、具体的には、BMIが25未満で、且つ体脂肪率が、女性の場合30%以上、男性の場合が25%以上のことを呼ぶのが一般的です。ちなみに、BMIが25以上の場合は、「太って見えて、体脂肪率も高い」ということなので、これは普通の肥満です(笑)
自分のBMIを知らない方は、以下のフォームで計算することができますので、チェックしてみてください。
隠れ肥満チェック2
上のチェックをクリアした方も、安心するのはまだ早いです。あるいは、家に体脂肪計がない方もいると思いますので、もう一つのチェック方法をご紹介します。以下のフォームにウエスト(へそまわり)のサイズと身長を入力してみてください。
計算結果はいくつになったでしょうか?一つの目安として、これが0.45以上の場合、準・隠れ肥満と言えます。
隠れ肥満チェック3
最後にもう一つチェック方法をご紹介します。以下の項目に自分がいくつ当てはまるかチェックしてみてください。
□ リバウンド経験がある
□ 冷え症である
□ 疲れやすい
□ ウエストのくびれがない
□ 下腹がぽっこりしている
□ ごはんなどの主食をあまり食べない
□ お菓子やデザートを毎日ちょこちょこ食べている
□ 学生時代にスポーツをしていなかった
□ 今現在、ほとんど運動をしていない
□ 10分以上続けて歩くことがほとんどない
これらの項目で、5つ以上当てはまる場合は要注意!もしセルフチェックの1と2をクリアしていたとしても、今後隠れ肥満になる危険性大です。
それでは、これがなぜ要注意なのか?実際にどうしたら改善できるのか?以下で、隠れ肥満になる原因と対策について詳しくご説明していきます。
隠れ肥満の原因と対策
1. 運動しないで痩せようとしている
ダイエットに挫折してリバウンドした経験はありませんか?そんな人はたいてい運動をしていません。運動をせずに食事を減らすと、脂肪と一緒に筋肉も落ちます。一方、戻る(リバウンドする)ときには、脂肪のみが増えます。その結果、ダイエットとリバウンドを繰り返せば繰り返すほど、体脂肪率が上がっていってしまうのです。
対策:心当たりがある方は、もう食事だけで痩せる無理なダイエットはやめましょう。リバウンドするくらいなら、ダイエットなどしないほうがましです。とは言え、もちろん食事の節制や太らない食ベ方の工夫は必要です。昼を多めに食べて夜は少なめにする、夜はなるべく早く食べる、外食ではカロリーの高そうなものは控える、主食は玄米や全粒粉など茶色いものを食べる、などを実践してみてください。
2. 高脂肪&高糖質の間食を食べている
自分の日頃の食生活を振り返ってみてください。最近の若い女性は、太ることを気にして、三食の食事でお腹にたまるものを食べない傾向があるそうです。それだけならまだよいのですが、その代わりに、会社や家で、ついつい間食(=お菓子)をつまんで食べてはいないでしょうか?その間食の中にこそ、糖質や脂質など太る要因が多く含まれています。
対策:太ることを恐れて三食の食事をしっかり食べない人は、何をどれだけ食べたか?味はどうだったか?という情報を脳がきちんと受けとることができません。そのため、いくら食べても満足できず、結果として間食に走ってしまうという悪循環に陥ります。メニューのバリエーションを工夫する、品数を多くする、彩りを鮮やかにする、などして、日々の食事をもっと楽しんでみましょう。と同時に、間食のお菓子を控える努力もしましょう。間食は「買わない」「あげない」「もらわない」、脱・間食の三原則を実践してみてください。
3. 絶対的な運動不足
隠れ肥満になる方は、学生時代に部活などで定期的に運動していた経験がない方がほとんどという調査があります。そういう方は、きっと社会人になっても、スポーツとは縁遠い生活を送っていることでしょう。
対策:運動してください!と言いたいところですが、今までずっと運動してこなかった人にいきなり「運動してください」と言ってもハードルが高いでしょう。そこで、隠れ肥満の人にとっては、日常生活の中で運動量増やすのが効果的です。1日30分程度で構いません。ちょこまかと動いて運動量を稼ぎましょう。例えば、会社ではデスク近くのゴミ箱は撤去して遠いところに捨てに行く、ランチでなるべく遠出する、エレベーターでなく階段を使う、仕事帰りに寄り道する、一駅手前で降りて歩いて帰ってみる、等々。塵も積もれば山となります。
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