【花粉症対策】花粉症を改善する4つの方法
もはや日本の国民病と言っても過言ではない花粉症。鼻水や目のかゆみで、毎日が憂鬱になってしまいますよね。そんな花粉症、対策として抗アレルギー薬に頼っている人も多いと思いますが、薬はあくまでも症状を一時的に抑えるだけのもの。残念ながら花粉症を治してくれるわけではありません。ここでは、薬以外の自然な方法で、花粉症の体質を改善、症状を緩和する方法をご紹介します。
睡眠を十分にとる
花粉症の季節は、鼻づまりや目のかゆみのために安眠できないこともあるでしょう。しかし、睡眠不足が続くと、免疫力が低下してしまい、皮肉にも花粉症の症状がさらに悪化してしまいます。
まずは早めに就寝して、睡眠時間を確保するよう心がけましょう。もちろん睡眠の質も重要。枕の高さを調整したり、香りや音楽を活用するなどして、快適な睡眠を得られるよう工夫してみましょう。
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自律神経を整える
「自律神経」とは、簡単に言うと身体のオン・オフのスイッチを切り替える神経のこと。自律神経はさらに2つに分けることができ、オンの状態の「交感神経」と、オフの状態の「副交感神経」から成り立ちます。一般に副交感神経が活発な時(朝方や夜)に 花粉症の症状は起こりやすいとされますが、逆に交感神経が活発な状態が続き過ぎても免疫力は低下し、症状の悪化を招きます。花粉症の症状を抑えるには、自律神経のバランスを整えることが重要です。
交換神経を高めるには、軽く体を動かしたり、楽しいことをしたり想像したりして、体に心地良い刺激を与えるのがよいでしょう。一方、副交感神経を高めるには、ぬるめのお湯にゆっくりつかるのが有効です。半身浴や足湯でも構いません。自分に合った入浴方法でリラックスしましょう。
ホルモンバランスを整える
ホルモンの分泌は、花粉症に限らず、人間の免疫システムに大きな影響を与えます。「ホルモン」にもいろいろな種類がありますが、例えば、性ホルモンが大きく変動する思春期や更年期に、花粉症を発症するというケースは多く見られます。
誰しもさまざまな理由で一時的にホルモンバランスが乱れることはあります。しかし、ホルモンバランスをなるべく安定させることは可能です。方法としては、規則正しい生活をすること、ストレスを溜めないこと、適度な運動をすること、健康的な食生活をすることなどが挙げられます。こういった心がけは、生活習慣病予防の観点からも有効です。是非、可能なものから取り入れてみてください。
食事を改善する
腸内には、100種類以上、100兆個もの細菌が存在しています。これらの細菌は人間の免疫システムにも影響を与えており、腸内細菌のバランスの乱れは免疫システムの乱れの大きな原因となります。腸は消化器ですので、食べたものに大きく影響を受けやすい器官です。健全な腸内環境は、健全な食生活によって作られると言ってよいでしょう。
鼻づまりで口呼吸になると、嗅覚や味覚が鈍感になります。また、頭が重く感じてぼーっとするときは食欲も湧かないかもしれません。しかし、温かいものや消化の良いものを少量ずつでも食べるようにしましょう。食事を抜いたり、深夜に食事をとることは避けてください。また、アルコールやタバコ、辛いものや熱いものなどの刺激物も花粉症の症状を悪化させることがあります。これらは花粉症の時期は控えたほうが良いでしょう。