ココナッツオイルの選び方とは?
ココナッツオイルの種類は、製造過程の違いにより「バージン」と「RBD(精製・脱色・脱臭加工済み)」との2種類に分けることができます。
バージンの方は、化学薬品などは一切使わず、40度程度の低い温度で精製します。そのため、オイルの精製度としては低いのですが、逆に言うとココナッツ本来の風味や栄養素が多く残っていると言えます。
一方RBDの方は、大量生産されるココナッツオイルで、薬剤を使い高温で精製するため無味無臭です。薬剤を使うと言うと聞こえは悪いかもしれませんが、中鎖脂肪酸は熱に強いため傷むことはありませんし、良く言うとココナッツオイル特有のクセがありません。むしろ料理にはRBDの方が使いやすいとも言えます。RBDもバージンも健康に良い油であることに違いはないので、お好みのほうを選ぶとよいでしょう。
ココナッツオイルの推奨摂取量とは?
実は人間の母乳には中鎖脂肪酸が含まれています。乳児が摂取する中鎖脂肪酸の量から成人に適した量を推算すると、およそ体重1kgにつき1gで、体重50kgの方なら一日に大さじ3.5杯(50g)程度です。この量は、ココナッツミルクにすると約300ml、生のココナッツ果肉にするとヤシの実半分(150g)、乾燥させて細かく刻んだココナッツにすると80gに相当し、中鎖脂肪酸を摂取するのにココナッツオイルがいかに効率的か分かるでしょう。
ココナッツオイルの摂取方法とは?
ココナッツオイルには強い解毒作用があるため、免疫系が刺激され、体に溜まっていた毒や病原菌が排出されるよう促されます。人によっては、摂り始めた当初は、吐き気や嘔吐、下痢や疲労感、発疹など不快な症状が出る場合もありますが、それは好転反応と呼ばれる治癒過程ですので心配はいりません。自然に治るまで放っておきましょう。
またココナッツオイルに含まれる飽和脂肪酸は加熱に強く酸化しにくいため、食用に使うのがオススメです。炒め物や揚げ物の油に使ったり、煮込み料理や焼き菓子に加えたり、コーヒーなどの温かい飲み物にそのまま入れたり、トーストに塗ったり、とさまざまな使い方があります。ただし、加熱する場合はコンロの温度が180℃以上になると煙が出始めますので、温度で上がりすぎないよう注意してください。
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