一般的には野菜はたんぱく質源とは考えられていませんが、実は結構なたんぱく質が含まれている野菜もあるということをご存知でしょうか?必須栄養素の一つたんぱく質を野菜から摂取する方法について、医学栄養療法士のEmily Gilbert(エミリー・ギルバート)氏が以下のように語っています。
「まず、植物性たんぱく質はたんぱく質としては不完全であるということを覚えておいてください。植物性たんぱく質にはいわゆる”必須アミノ酸”が全部は含まれていないからです」(ギルバート氏)。「必要なアミノ酸は、これらの野菜と全粒粉の穀物を組み合わせて食べることによって効率的に摂取することができます」
えんどう豆
1/2カップのえんどう豆には3.5gのたんぱく質が含まれています。塩茹でして、炒めた玉ねぎや豆乳などとミキサーにかけてスープにして食べるのがおすすめです。
ほうれん草
約1/2束のほうれん草に3gのたんぱく質が含まれています。バナナ、キウイ、水200mlとミキサーにかけてスムージーにして飲むのがおすすめです。
じゃがいも
意外に思うかもしれませんが、じゃがいももたんぱく質が多い野菜の一つ。中サイズのじゃがいも1個に約3gのたんぱく質が含まれています。じゃがいもとほうれん草を食べやすい大きさにカットして、じゃがいもはレンジでチン。じゃがいもとほうれん草をフライパンで炒めて、ほうれん草に火が通ったらとろけるチーズを適量ふりかけて混ぜて食べると、たんぱく質をたくさん摂ることができます。
ブロッコリー
ブロッコリーはビタミンなどの栄養素や食物繊維が豊富ですが、たんぱく質も負けていません。100g(1/3~1/2株)に約4gのたんぱく質が含まれています。やわらかめに茹でて、アンチョビやオリーブオイルと共にフードプロセッサにかけて、”マッシュブロッコリー”するとたくさん食べられます。
芽キャベツ
芽キャベツは栄養的にはスーパースター級です。たった3~4個(約40g)に、2.5gのたんぱく質、250mgのカリウム、80mgのビタミンKが含まれています。マッシュルームやエシャレットと一緒に、オーブンでカリッとローストさせると、簡単で美味しいサイドディッシュになります。
とうもろこし
炭水化物のイメージがあるとうもろこしですが、なんと1本の可食部(150g)には13gものたんぱく質が含まれています。フライパンにレモンパセリバターを熱して、茹でたとうもろこしに焼き目をつけると豪華な一品になります。コーン缶を炒めてもOK。
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