2016年1月18日(月)放送のTBS「私の何がイケないの?SP」で、「芸能人はなぜ食べても太らないのか?」という特集がありました。大変興味深い内容だったので、ここではその内容をご紹介したいと思います。今回は道端アンジェリカ編です。
- デヴィ夫人編:歯とダイエットの関係~歯が健康な人は太らない!
- 夏樹陽子編 :夏樹陽子も20年以上食べている「アマランサス」の驚くべき効能
道端アンジェリカの食生活
ご存知人気モデルの道端アンジェリカは現在30歳。スリーサイズB86,W60,H88という抜群のプロポーションを10年間キープしています。30歳といえばまだまだ若いですが、この体型を維持するのは簡単なことではないでしょう。
この日は、行きつけという代官山のアイヴィープレイス(IVY PLACE)で友人二人と食事。道端アンジェリカはかなりワインがお好きな様子。席につくなり「座った瞬間にワイン飲みたいんだよね」などと言っていました(笑)
サラダ、カルパッチョ、シャルキュトリーの盛り合わせ、ローストチキンなど計6品を注文。しっかり食べていますね~。「モデルさんなのですごい節制されてると思いました」という番組スタッフの質問に対して、道端アンジェリカは「基本気にしないし普通に食べます」と答えていました。
ここで一つ分かったのは、道端アンジェリカはサラダを先に食べていないということ。野菜を先に食べると太りにくいと言われているので、順番を気にして食べる人も多いと思いますが、彼女はそういったことは気にせず好きなタイミングで好きなものを食べているようです。
また、食べる量もさることながら、ワインのペースと量が凄い!3人とは言え、わずか20分でボトル2本目に突入。結局飲んだワインは計4本。単純計算で一人ボトル1本以上はかなり多いですよね~。ちなみにその4本は全部白ワインのようです。
この日の夕食の一人当たりの摂取カロリーは2041kcal。30代女性の1日の平均摂取カロリーは2012kcalとのことなので、夕食だけでそれを超えてしまったことになります。
ちなみに、番組では触れられていませんでしたが、カロリーに加えて、ワインは糖質がそこそこ高く要注意のアルコールです。100g当たり赤ワインは1.5g、白ワインは2.0gの糖質が含まれており、単純計算でこの日一人が飲んだワインの量約1000g(=750×4÷3)で換算すると、20gの糖質を摂取したことになります(だいたい餃子5個に相当)。
【関連記事】
お酒の糖質・カロリー・適量 比較一覧表
糖質制限ダイエットを成功させるために必要な6つのポイント
かと言って、一日一食にしているというわけでもなく、ヘルシー系の昼食も毎日しっかり食べているそうです。この時の昼食は、見たところ、シリアルとフルーツ、グリーンスムージーでしょうか。(朝食については触れられていませんでした)
道端アンジェリカの太らない秘密~タイガーナッツ
それでは道端アンジェリカはなぜそんなに食べて飲んでも太らないのでしょうか?
道端アンジェリカは、夕食前に「あるナッツ」を食べていました。
それが「タイガーナッツ」です。これは紀元前のエジプトで食べられていた食材(塊茎=野菜の一種)で、「モデル界一の美容オタク」道端アンジェリカが、2016年最も注目しているスーパーフードとのこと。
その最大の特徴は圧倒的な食物繊維の多さ。野菜の中で最も食物繊維が多いと言われるなんとゴボウの14倍もの食物繊維が含まれており、ゴボウ1本分の食物繊維をタイガーナッツわずか20粒で摂取できるそうです。
本人曰く「運動してナッツ食べてるっていうのが体型維持(の秘訣)なのかなと思います」とのこと。もちろん運動していることも見逃してはいけませんね。番組では触れられていませんでしたが、道端アンジェリカは、毎朝ランニングしている上に、パーソナルトレーナーについて筋トレもしています(参考:道端アンジェリカ公式ブログ)
タイガーナッツの効果
さて、それでは医学的に見てタイガーナッツはどのようにダイエットに効果的なのでしょうか?
おおたけ消化器内科クリニック院長の大竹真一郎医師によると「タイガーナッツは食物繊維が非常に豊富です。それで食べた後の血糖の上がり方をゆるやかにしてくれますので、太りにくいということが考えられます」。
血糖値が急上昇すると、脂肪を溜め込みやすくするインスリンが大量に分泌され、肥満の原因となります。食物繊維が豊富なタイガーナッツを食前に食べておくことによってそれを抑えることができるので、ダイエット効果が期待できるというわけです。
これはまさに「野菜から先に食べると太らない」のと全く同じ理屈です。しかも、タイガーナッツは野菜以上に食物繊維が含まれているので、これを食前に食べておくことによって、食事のときに食べる順番を気にすることなく食べることができるのですね。
これはとても助かると思いませんか?「野菜を先に食べる」を実践したことがある人だったらおそらく誰もが感じたことがあると思いますが、「野菜を先に食べる」って結構難しいんですよね。レストランのように最初にサラダだけ出してもらえればできますが、普段の食卓で、何品ものおかずや温かいごはんが並んでいるところで、全てを差し置いて、まず最初にサラダを全部食べるということは、なかなか簡単にできることではありません。
タイガーナッツは、皮などもなく、そのままかじって食べられます。味については道端アンジェリカ曰く「すごく甘くてミルクみたいな味がするんです。自然な甘さで、すごく美味しい。だから子供とかにもすごくいいと思います」とのこと。
まとめ
番組ではタイガーナッツの食物繊維のことばかりクローズアップされていましたが、他の栄養素はどうなのだろう?と疑問に思い調べてみました。タイガーナッツを販売しているショップはそれなりにありますが、いまいちポイントがはっきりしなかったので、信頼できそうな海外の輸出業者のサイトを参考にしてまとめてみました。
タイガーナッツの栄養素・効果・効能
- 食物繊維が豊富 ⇒ 血糖値上昇を抑える、便秘解消、食欲を抑えるなどの効果
- 脂質が不飽和脂肪酸(オリーブオイルに似ている)⇒ 心臓病予防の効果
- マグネシウムが豊富 ⇒ たんぱく質の合成、脂質代謝、血糖値調整、血圧調整などの効果
- アミノ酸アルギニンが豊富 ⇒ 血圧調整の効果
- ビタミンEが豊富 ⇒ 抗酸化作用 ⇒ 動脈硬化、生活習慣病、老化予防などの効果
- カリウムが豊富(バナナより多い)⇒ むくみ防止、高血圧予防などの効果
- たんぱく質含有量も悪くない(全粒小麦より多い)
- 低カロリー(100gで約500kcal ⇒ 20粒=20g=50kcal ⇒ アーモンドの約半分)
このように、タイガーナッツには食物繊維以外にも健康やダイエットによいいろいろな栄養素が含まれており、健康食品としてとても優れているのは間違いなさそうです。
タイガーナッツが優れている点
そこで次に、栄養素以外でタイガーナッツが優れていると思われるポイントをまとめてみました。
- 食べやすい
ご紹介したように、食物繊維を摂るだけなら野菜を食べればよいのですが、大量の野菜を、しかも食事の最初に食べるのはそう簡単ではありません。食事の前にポリポリッと食べて、食事では順番を気にせず食べることができるのは大きなメリットです。 - 間食代わりになる
食前以外にも、タイガーナッツは間食やおやつとしてちょっとつまむのに最適です。「疲れた時におすすめの食べ物とは?~甘いものは逆効果!」でもご紹介していますが、間食にはナッツ類がおすすめです。そのナッツ類の中でも、アーモンドの3倍以上の食物繊維が含まれ、その他もろもろの栄養素が豊富なタイガーナッツは素晴らしくヘルシーな間食だと言えます。お酒のおつまみにもよさそうですね。 - 味がいい(ミルクっぽい)
ナッツに似たものなら不味いことはなさそうと想像できますが、ミルクっぽくて自然な甘みがあるというのはいかにも美味しそうですよね。 - 関連商品にも魅力
タイガーナッツには、粉末、オイル、ミルクなどの関連商品があります。タイガーナッツ単体はあくまで軽食であって、食事代わりにはなりませんが、関連食品を活用することによって日々の食事に摂り入れることもできそうです。
そんな魅力あるタイガーナッツですが、番組の影響か、残念ながらかなり品薄なようです。それでも近日の入荷が決まっているショップもあるようなので、興味のある方は一度試してみてはいかがでしょうか。(楽天市場では「在庫の有無」を「全て表示」に切り替えて見てみてください)