糖質制限ダイエットとは
体脂肪が増加する原因は、脂肪を摂りすぎることではなく、「血糖値が急激に上がること」だと言われています。そして、この血糖値が急激に上がる原因が「糖質(炭水化物)」なのです。
そこで、その糖質の摂取を控えようというのが糖質制限ダイエットの考え方。また、食物繊維を多く含む野菜などの副菜を先に食べることで、血糖値はより緩やかに上がりますので、食べる順番にも注意する必要があります。
「辛そうだな」とか「面倒だな」と思う人もいるかもしれませんが、制限するのは糖質だけ。肉・魚・たまご・豆類などのたんぱく質は積極的に摂ることができますし、カロリーも気にしなくて大丈夫なので、ひもじい思いをすることはありません。今までダイエットに挫折してきた人にもオススメのダイエット方法です。
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糖質を多く含む食べ物
糖質は、スイーツや砂糖などの甘いものはもちろん、ご飯・パン・麺などの主食や、いも類・かぼちゃ・とうもろこしなどのほくほくした野菜に多く含まれます。また、料理酒やみりんなどの調味料にも糖質が多く含まれているので、料理の時には注意です。代わりに出汁や酢などを積極的に活用しましょう。
また、お酒は飲んでもいいのですが、ビールや日本酒などの醸造酒には糖質が多いので、焼酎やウイスキーなどの蒸留酒がベターです。
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柳澤英子さん著『やせるおかず作り置き』のレシピ
糖質制限は、食材さえ気を付ければ、簡単に実践できます。しかし、自己流だとレパートリーに限りがありますし、使える調味料も限られているので、同じような味になってしまい飽きてしまうでしょう。
そこで参考になるのが、「やせるおかず 作りおき」というレシピ本です。「金スマ」や「メレンゲの気持ち」などメディアでも紹介されて話題になっているので知っている人も多いでしょう。
この本は、低糖質&食物繊維豊富というダイエットに最適なレシピが数多く紹介されており、なおかつ数日分のおかずをまとめて作り置きできるので、家事も楽になるという、一石二鳥な内容なのです。
すでに述べたように、糖質制限のメリットの一つは、低糖質であればなんでも食べられるということ。この本では、オリーブオイルやごま油、マヨネーズなどの脂質の多い調味料もふんだんに使っていますので食べごたえがあって、味もいいです。また、レンチンのみでオーケーというレシピがほとんどなので、料理が苦手な人でも包丁を扱えることさえできれば簡単に作ることができます。
それでも小腹が空いたときは
カロリーも気にしなくていい、肉も魚も食べられるという糖質制限ダイエットですが、それでも小腹が空いてしまうことがあると思います。そんなときは、低糖質のおやつなら食べてもOKです。おすすめは、チーズやナッツ類です。あるいは、最近は糖質制限ブームなので、低糖質のパンやお菓子もコンビニなどで売っています。
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糖質は絶対食べてはいけないのか
日本人として、白いお米を我慢するというのはなかなか酷なものです。結論からいうと、糖質を絶対に食べてはいけないというわけではありません。日頃から摂取する糖質はなるべく控えるよう心掛けたうえで、糖質を摂るときは、[野菜]⇒[肉・魚]⇒[米]といったように、なるべく食事の最後に食べるようにしましょう。これは、血糖値を急激に上げないため。食べ方に気を付ければ、友人との外食も我慢しないで楽しむことができます。
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無理をしないのが成功の秘訣
ダイエットを長続きさせるためには、無理をしないことが大切。その点、糖質制限ダイエットは日頃の食事で満足感を得ることができるので、成功しやすいダイエットと言えます。みなさんも「やせるおかず」を活用して、是非糖質制限ダイエットを成功させてください。
「やせるおかず 作りおき」柳澤英子(著)/小学館