夏になるととても気になるのが「むくみ」。汗をかく夏はあまりむくまないのではないか?という思う方もいるかもしれませんが、 夏は冬よりもむくみによって体重が増えるのです。それはなぜか?ご説明します。
むくみの原因
むくみの原因は何か?と聞かれたら、おそらく皆さんは声をそろえて「水がたまっているから」と答えると思います。その答えは正解!身体に水がたまることがむくみにつながります。
それでは、夏になるとどうして水がたまるのか?と言うと、夏は外気が高いので「汗」をかきます。そして、身体がその汗の材料としての水を溜め込んでおこうとするのが夏のむくみの原因です。
夏になると靴のサイズが1サイズ大きくなる、指輪のサイズが1サイズ大きくなるという人もいます。そのくらい身体は水を溜め込もうとするのです。
「水分だけでなく、他に栄養的な理由があるんじゃないですか?」と聞かれることもあります。もちろん、そうめんばかりの食事をするなど、栄養が偏っていることもありえるでしょう。しかし、多くの場合、栄養の偏りがある人は、夏でも冬でも栄養の偏った食事をしているものなので、食事よりも「生理的なむくみ」の影響のほうが大きいのではないかと思います。
むくみを解消する方法
生理的なものとはいえ、むくみが出ると、身体が重くなったりだるくなったりするなどの悪影響が出ます。夏でもできるだけむくみが出ないように生活することが大切になります。
そこで、むくみが出ないようにするには、2つのポイントがあります。
- 運動
- 食塩
むくみを解消する方法1 ~ 運動
1つめの運動についてですが、身体を動かすことによって、血流やリンパの流れがよくなります。水は、1ヶ所にとどまることによって濁っていきます。水分が1ヶ所にとどまらず常に動いているようにすれば、必要以上に水分を貯えることはありません。
血流やリンパの流れをよくする運動は激しい運動である必要はありません。軽いウォーキングやストレッチや肩回し、足首を回すなどのデスクワークの合間にできる軽い運動で十分です。これらを「疲れたな」と思ったタイミングで何度も行うと効果的です。
むくみを解消する方法2 ~ 食塩を控える
2つめの食塩についてです。水分は、体内で塩分濃度を調節するという大きな役割を担っています。食塩の多いところでは水分も多くなります。例えば、濃い味付けのものを食べた後は水を飲みたくなります。これは、食塩を多く摂ったことによって、身体が水分を欲しているため。むくみをコントロールするためには、水分のコントロールもさることながら、食塩のコントロールが大事だといわれるのはこのためです。
夏のむくみは生理的な影響が大きいですが、このように、対策がまったくないわけではありません。食塩のコントロールと軽い運動を上手に生活に取り入れて、夏を乗り切りましょう。