『シリコンバレー式 自分を変える最強の食事』という、話題のダイエット本があります。ここで提唱されている「完全無欠ダイエット」で、最も避けたほうがよいとされているのが乳製品。ただし、良質なバターとギーだけは例外とされています。

ここでは、乳製品を避けたほうがよい理由や、乳製品を「完全無欠」「ハイリスク」に分類した表、主な乳製品についての筆者の見解などを紹介します。

完全無欠ダイエットの乳製品リスト

完全無欠な乳製品

バターとギー

タンパク質を含むほとんどの乳製品は万人にとってハイリスク食品だが、バターとギーだけは例外。
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バターとギー以外では、以下の基準を満たせば完全無欠と言える。

• グラスフェッドでグラスフィニッシュド：最初から最後まで牧草飼育
• オーガニック：ホルモン剤、抗生物質、農薬を避けていること
• 生乳：低温殺菌しないこと
• 脂肪分が高い：栄養素は脂肪分に含まれ、しかも飽和脂肪酸

しかし、これらの基準を満たす乳製品を探すのは困難且つ高価で、また乳タンパクの消化障害のある人も多いため、バターかギーを食べるのが無難。

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ハイリスクな乳製品

低温殺菌の乳製品

低温殺菌すると善玉菌が全滅すると同時に、乳タンパクが炎症性に変質する。また、ホモジナイズ（均質化）という製造工程により、乳脂肪が損なわれ、炎症に有効な酵素も失われてしまう。さらには、自己免疫疾患、骨粗しょう症、関節炎、心臓病、がん、自閉症などさまざまな症状に関係していると言われている。

すべてのチーズ

チーズに棲む微生物は、抗生物質やカビ毒を利用して発酵する。この化学物質を人間は美味しいと感じ、また肝臓がチーズの毒素の処理にとりかかると、脳はエネルギーを要求するため食欲が増進する。これがチーズの魔力の正体。その毒素の中には発がん性物質も含まれる。

コンデンスミルク

コンデンスミルクは、高温で熱して水分をほぼ蒸発した牛乳に大量の糖を加えて作られる。しばしば保存料や着色料が添加される。缶入りのものは臭素を生じ、甲状腺機能減退を引き起こすことがある。

一般的な市販のアイスクリーム

ほとんどのアイスクリームには、高果糖コーンシロップや安定剤、着色料、香料、保存料などあらゆる”非”完全無欠の材料が加えられており、あらゆるリスクを備えている。たとえオーガニックでも、糖質と乳タンパク室の含有量が高い。