調味料は、ダイエットに風味と刺激を与えてくれる大事な存在です。しかし、そんな調味料に良いものと悪いものがあるということについてはあまり知られていません。また、どんな調味料も、湯気の上から容器を振るなどすると、水分が吸着しカビが生えてしまうので注意する必要があります。ただでさえ、台所のスパイス棚は湿気が多いのでカビが生えやすく、なるべく高品質で新鮮な調味料を使うようにし、古いものは捨てたほうが望ましいです。
ここでは話題のダイエット本『シリコンバレー式 自分を変える最強の食事
完全無欠ダイエットの調味料リスト
食品名 | |
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▲完全無欠 ハイリスク▼ | りんご酢、コリアンダー(香菜・パクチー)、コーヒー*、ショウガ*、パセリ、海塩 |
ラベンダー、オレガノ、ローズマリー、タイム、ターメリック(ウコン) | |
オールスパイス、シナモン、クローブ*、オーガニックで無添加の調製マスタード(からし) | |
バニラ*、マスタードシード、オニオン、食卓塩 |
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一般的な市販チョコレート、黒コショウ*、ニンニク*、ナツメグ*、パプリカ*、りんご酢以外のほとんどの酢 | |
味噌、たまり醤油、豆腐 |
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市販のドレッシング、スパイスミックス、グルタミン酸ナトリウム、固形ブイヨン |
完全無欠な調味料
りんご酢
りんご酢は、食後の血糖値とインスリン感受性を改善する効果があると共に、心臓血管機能の改善、腫瘍の予防、病原菌を殺すなどの効果もある。
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海塩
塩は健康に悪影響があると言われるが、海塩などの良質な塩を摂ることは、ストレス低減、エネルギー維持などむしろ多くのメリットがある。
生のショウガ
ショウガは、解熱や腫れを引かすために大昔から用いられてきた強力な抗炎症剤。ただし、市販のショウガ粉末や大きな容器に入っているものは湿気にさらされて品質が低下していることが多いので要注意。
オレガノ
オレガノは、抗酸化物質と植物性フェノールが豊富で、腸内環境を整え、体内の酵母を抑制するなどの医療効果がある。コショウの代わりに肉に振りかけるのがおすすめ。
ターメリック(ウコン)
ターメリック(ウコン)は、食物由来では非常に強力な抗炎症剤の一つ。炎症を抑える、感染症と闘う、がんのリスクを低減する、腸内の善玉菌を助けるなど体を守るさまざまな効果がある。
ローズマリー
ローズマリーに含まれるカルノシン酸という物質は、脳細胞などを炎症から守る強力な抗炎症剤。毒素が非常に低く、脂質の酸化を防ぎ、変質しやすい油分を守る効果があるので、マリネ液に加えたり、肉のソテーに使うのがおすすめ。
タイム
タイムは抗菌作用があると共に、ローズマリーとほぼ同様に、脂質の酸化を防ぐ効果がある。
マスタード
高品質・オーガニック・無添加・無糖のものならよい。一般のレストランに置いてあるような調製マスタードには、さまざまな添加物や植物油など体に悪いものが満載されている。
バニラ
ほとんどの人は「バニラ」ではなく、合成された「バニリン」を摂っているが、本物の「バニラ」には、脳の受容体を活性化し、認知パフォーマンスを改善する成分が含まれている。また、腹痛やストレスなどを和らげるなどの抗炎症作用もある。しかし、残念なことにこれらのバニラの有益な成分は熱で破壊されやすく、加熱されたバニラにはカビ毒の問題も生じる。可能であれば良質で本物の「バニラ」を使うように。
チョコレート
糖や乳製品、人工調味料がたっぷり添加された一般のチョコレートはハイリスク食品だが、カカオ85%以上のダークチョコレート自体はとてもヘルシー。ポリフェノールなどの抗酸化物質やパフォーマンスを高めるカフェインを適量含み、体重やインスリン抵抗性の増加にも影響しない。しかし、発酵の過程でカビ毒に汚染されるリスクがある。ヨーロッパ産のチョコレートは規制が厳しいため比較的カビ毒が低い。
やや注意の調味料
黒コショウ
一般的なスパイスだが、カビ毒を多く含みがち。食べるならせめて、市販の粉末のものではなく、高品質の粒黒コショウを自分で挽いて食べるように。おすすめは、黒コショウの代わりにオレガノを使うこと。
ナツメグ
ナツメグ自体にもともと毒素がある上に、カビ毒を多く含みがち。大さじ1/2杯でそれを感じ、大さじ2杯で中毒になると言われている。
食卓塩
精製時に多くの栄養素が除去され、添加物も入っている。無添加の海塩に切り替えるべき。
りんご酢以外のほとんどの酢
ワインビネガー、モルトビネガー、バルサミコ酢など、ほとんどの酢は反栄養素として働き、パフォーマンスを制限するような酵母やカビの副産物を多く含んでいる。
ハイリスクな調味料
味噌、たまり醤油、豆腐
レシチンと納豆以外の全ての大豆製品には、ヒスタミン、炎症、アレルギー、甲状腺疾患、骨粗しょう症、ホルモン疾患、脳機能の低下など、多くの問題がある。
市販のドレッシング
市販のドレッシングには、精製油、人工の調味料やスパイス、グルタミン酸ナトリウム、保存料などが含まれている他、カロリーオフのものにはアスパルテームなどの人工甘味料が含まれており、摂れば摂るほど食欲が増してしまう。
※合成香料
さまざまな調味料に含まれている「合成香料」は、たいてい石油化学製品から作られている上に適切な検査がされておらず、肝臓や脳への悪影響は予測できない。子供の注意欠陥・多動性障害(ADHD)などの行動の問題や大人の認知障害に関連があると言われている。