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水素水って本当に効果あるの?~水素水が優れている理由

最近各種メディアで話題になっている「水素水」。中には嘘くさいと思っている人も多いのではないでしょうか?実は管理人自身が水素水についてよく分かっていなかったので、自分の備忘録を兼ね、信頼できる出典を参照しながら、水素水とはいったいどんなものなのか調べてみました。

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水素水とは?

そもそも水素水とは何なのでしょうか?

水素水とは、医学的には「水素豊富水」といい、水(H2O)の中に水素原子(H)と水素原子(H)が結合した水素分子(H2)が豊富に含まれている水のことです。 その水素分子の作用により、20種類以上の疾患や症状に対する効果効能が医学的な臨床試験により証明されています
(出典:水素水情報館

つまり一言で言えば、水素水とは「水素が豊富に含まれている水」ということです。ま、そりゃ当たり前か(笑) では、果たして水素が入っているだけで何がそんなによいのでしょうか?

水素水が優れている点

水素原子に電子を1個付加してできる「マイナス水素イオン」は、老化や生活習慣病の原因とされる「活性酸素」を中和し、体外に排出する「抗酸化作用」があるとして注目されています。
(出典:家庭の医学

ここでキーワードが2つ出てきました。「活性酸素」と「抗酸化作用」です。「活性酸素」とは、すごく簡単に説明すると、身体を錆びさせる酸素のことで、老化やさまざまな病気の原因とされている、ありがたくない酸素です。人間が取り込む酸素のうち、約2%分が活性酸素に変わると言われています。

老化」はもちろん厄介ですが、それ以上に「さまざまな病気」というのが恐ろしく、なんと現代人がかかる病気の9割は活性酸素が関係しているそうなのです。がん、心臓病、脳梗塞から花粉症やアトピーまで…9割と言えば、私たちが耳にしたことのある病気全部と言っても過言ではないでしょう。活性酸素については、当サイトの以下の記事の中で詳しくご説明していますので、興味のある方は是非ご覧ください。
【関連記事】活性酸素とは何か分かりやすく説明してみました

そして、抗酸化作用とは、文字通り「活性」に「」する働きのことです。つまり、水素に抗酸化作用があるということがメリットなのです。抗酸化作用があるものが身体にはよいのは納得です。

しかし、ここで一つ疑問が出てきます。というのは、抗酸化作用がある物質は、水素の他にもいろいろあるということです。例えば、当サイトでは「フィトケミカル」について取り上げたことがありますが、その他にもコエンザイムQ10、ビタミンC、カテキン、ポリフェノール…等々、数え上げたらきりがありません。果たして水素他の抗酸化物質と比べて何が優れているのでしょうか?

水素が他の抗酸化物質と比べて優れている点

1つはこれです。

その重さはコエンザイムQ10の質量863に比べてわずかに1。同じ重さならコエンザイムQ10の863倍の数があることになり、電子の数も863倍で、還元力も863倍ということになります。 また、宇宙最小の元素(1ナノ)である水素はほかの抗酸化物質が入り込めない細胞膜を簡単に通過して細胞内の活性酸素を還元してくれます。
(出典:炭プラスラボ

簡単に言うと「小さい」ということ。 水素は、原子の中でいちばん小さくて軽い原子ですので、その「小さい」という特長によって

  1. 質量当たりの分子の数が多い
  2. 他の物質が入り込めないところに入っていける

という2つのメリットがあるということなのです。また「還元力」とは「抗酸化力」とほぼ同じ意味です。

さらに、もう一つの優れたことがあります。それがこちら。

普通の抗酸化物質はスーパーオキサイドラジカル、過酸化水素、一重項酸素などの活性酸素は退治できるものの、もっとも凶悪な「ヒドロキシルラジカル」は退治できません。一方、水素はヒドロキシルラジカルだけを選んで還元(=酸化を元に戻すこと)することも研究によって明らかになっています。
(出典:炭プラスラボ

耳慣れない言葉がいろいろ出てきたと思いますが、実は活性酸素には4種類あります。そしてその中で、「ヒドロキシルラジカル」というものが人体を損傷させる断然の悪玉なのですが(関連記事)、水素はそのヒドロキシルラジカルを狙い撃ちして退治できると言っています。そしてそんな芸当ができるのは、数ある抗酸化物質の中で唯一水素だけなのです。

裏を返すと他の3つを退治することはできないということでもありますが、ヒドロキシルラジカルは、例えば他の3つの中の一つスーパーオキサイドラジカルよりも100倍も酸化力が強いほど悪性度が高いので、デメリットよりもメリットのほうがはるかに大きいと言えます。

まとめると、水素が他の抗酸化物質よりも優れているポイントは以下の3つです。

  1. 小さい ⇒ 分子の数が多いので、数で勝負できる
  2. 小さい ⇒ 他の物質では入っていけない隅々に入っていける
  3. 一番の悪玉だけを狙い撃ちできる

これらは確かに大きなメリットと言えるのではないでしょうか。

水素水に関する学術文献

学術文献に関しては、こちらのサイトがしっかり整理されていて見やすいです。

「こんなにも研究されているのか!」と驚いた方もいるのではないでしょうか?論文の数で言うと、「放射線防御」「腎炎」「呼吸器疾患」「神経疾患」「糖尿病」「メタボ」などが目につきます。これだけ研究されてるならまさか嘘ってことはないですよね!?

水素水の問題点

しかし、そんな素晴らしい水素水にも一つ注意すべき点があります。

水素の溶け込んだ水をペットボトル等のプラスチック容器に封印したとしても、水素の分子は小さいため、プラスチックや、金属でも単層の蒸着膜程度なら通り抜けてしまう。水素水を保存・保管するには、ガラス瓶や金属缶、金属積層フィルムのパックなどが必要になる
(出典:Wikipedia

つまり、保管に関しては水素の小ささが仇となり、「水素が抜けやすい」という難点があるということですね。ペットボトルが使えないとあっては、パッケージのコストはどうしても上がってしまうでしょう。飲むときにも慌てて飲まないといけないのでしょうか?
しかし一方で、以下のような情報もあります。

「空気に触れた瞬間、水素が一瞬で抜ける」は明らかに誤り(中略)実際は7.0ppmという超高濃度水素水であっても、グラスに注いだ状態で2時間、ペットボトルで保管した状態で5時間もの間、2.0ppm以上の高濃度を維持できます。
(出典:http://suisorich.com/

理系の方でないととてもできない素晴らしい実験ですね。市販されている水素水は、普通に水素が抜けにくいようにパッケージされているはずなので、飲むときに水素が抜けることは神経質にならなくてもよいように思えます。

NHKで放送された映像

水素水研究の第一人者、日本医科大学の太田成男教授の研究がNHKで紹介されたことがあります。

▼ 太田教授が開発に参加した水素サプリ「水の素」
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まとめ

いかがでしたでしょうか?水素水の水素は目に見えないですし効能も短期間では目に見えにくいので、たしかに判断が難しい面はあるかと思います。しかし水素水が体によいということは間違いなさそうです。一生使う水が水素水だったら私たちの体はどう変わるのか?ちょっと興味が出てきませんか?

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健康&ダイエットNAVI 管理人 :健康診断で脂肪肝を指摘されたことを機にダイエットを決意。さまざまな文献を読み健康的なダイエットを研究。糖質制限、有酸素運動(ボクシング)、筋トレ等の実践により、1年間で約17kg減、体脂肪11%減のダイエットに成功しました(管理人のダイエット体験談はこちら)。このサイトでは、ダイエットや健康に関するさまざまな有益な情報をご紹介しています。