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    Categories: 健康

耐えるだけじゃない!ストレスを上手にコントロールする方法

ストレスはすべて悪い!?

ストレス」と聞くと万病の元と考える方も多いでしょう。しかし、実は私たちに良い影響を与えるストレスがあるということをご存知でしょうか?

ストレスの意味を最初に定義したカナダの心理学者であるハンス・セイリエ博士は「ストレスとは、心や身体に外的刺激が及ぼす影響と、その影響を排除しようとする防御力の総和」と述べています。つまり、嫌なことに耐えてそれを取り除こうとするのもストレスですし、楽しいことがあるときのウキウキ・ワクワク感や、行動するときの適度な緊張感などもストレスということになるのです。

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辛いストレス~見方を変えれば楽になる

例えば、山登りをしているとします。厳しく険しい道のりのため、精神的にも身体的にも苦痛を感じるかもしれません。しかし、ひとたび山頂に立った時の達成感や満足感、そこに広がる素晴らしい景色は感動を与えてくれますよね。辛いストレスを感じたからこそ味わえる喜びと言えるでしょう。

また、悲しい出来事も辛いストレスになりますが、悲しみを感じるからこそ、思いやりや愛を示す大切さを感じる、ということもあります。このように、心や身体に与えるストレスでも、結果的に良い影響になるものがあります。

ストレスを受け止める~受け止め方は人さまざま

ひとりひとりの心や身体の強さは違いますので、大小さまざまなストレスがどのような影響を与えるかはその人次第になります。小さなストレスでも身体を壊してしまう人もいますし、大きなストレスでも心が折れない人もいます。

ストレスの受け止め方の違いには、自分に対する見方や他人に対する見方、生育歴や生活環境、体調などさまざまな要因が関係しています。体が強くても心が弱い「蚤の心臓」のような人もいれば、体が弱くても心が強い「鋼鉄の意思」のような人もいます。自分はどこまでの防御力があるのかを知ることが大切です。

タイプ別~ストレスをコントロールする方法

人によってストレスの対処の仕方はさまざまです。以下に、よく見られる5つのタイプのストレスコントロール方法をご紹介します。どれが良い・悪いということはありません。時と場合により、以下の5つのタイプをバランスよくチョイスして、上手にストレスをコントロールしましょう。

タイプ1~ストレスから逃げる逃避型

例えば、責任ある仕事を任されそうになった時、私には不向きだとか、他の人の方が適任だと言い訳して逃げようとする人がいます。普通は、卑怯だとか情けないと感じますよね。

それでも、その仕事を受ける理由が、見栄のためだったり本来はする必要のないものだったりするなら、断ることや逃れることは無駄なストレスを抱えない方法と言えるでしょう。但し、一見無駄なことのように思えても、人生や社会にとって大切なことはたくさんありますので、本当に自分に必要かどうか見極めて、果敢にチャレンジすることも大切ですね。

タイプ2~ストレスに立ち向かっていく挑戦型

自分にとって重要な事柄であれば、逃げたり途中で投げ出したりせず、立ち向かうことは大切です。また、立ち向かうことと耐えることを繰り返すことによって、精神的な強さ=ストレスの耐性はどんどん増していきます

ただし、自分の限界を超えてまで挑戦すると病気になってしまうこともあります。自分の心と身体の限界を見極めた上で達成できる目標を据えて、達成できたら次へステップするなどして、ストレスに負けない精神的強さを身につけていきましょう。

タイプ3~ストレスをじっと耐える忍耐型

「石の上にも三年」という言葉があります。実は、人間の脳は苦しいと感じた時に苦しみを和らげるための、βエンドルフィンと呼ばれる快感物質である脳内モルヒネを分泌します。つまりストレスの辛さは自然に緩和されるのです。

また、苦しみを頑張って乗り越えた時には喜びを感じることがありますね。ストレスをじっと我慢するだけでなく、いつか人生にとって大切な実を生むと信じると、ストレスは良い感化を与えてくれます。但し、耐え切れないほどストレスを抱え込んでいると、身体を壊してしまうこともありますので、ストレスから逃げる時を見極めることも大切です。

タイプ4~誰かと一緒にストレスに耐える他力本願型

ストレスに対して、一人よりも他の人と一緒に耐えた方が乗り越えやすいと感じる人もいます。一般的に、幼い時からグループ行動をしてきた人や女性に多く見られます。

他の人の力を借りすぎると、強い精神力は培われませんし、達成感や喜びも感じられません。しかしその一方で、他の人の目を気にしすぎたり意地を張ったりして一人で抱え込み過ぎるのも危険です。頼り上手、頼られ上手になってストレスを上手にコントロールしましょう。

タイプ5~ストレスの受け止め方が「良い加減」型

これは受けるストレスに対して「いいかげん」ではなく「良い加減」です。例えば、一般に最も大きなストレスと言われている配偶者の死に直面しても、大きなショックを受けない人もいますし、得意でない仕事を任された時にいじめだと思う人もいれば、期待されていると考える人もいます。

何事も前向きに取り組むと、失敗も減ってストレスを軽減できます。ただし、誰でも不調の時は受け止め方が悪くなりやすいですね。そんなときでも、人と比べてではなく、自分ができる精一杯の努力をする楽天家を目指すのがよいでしょう。

参考文献:「ストレスコントロールがとことんわかる本」/著者 石橋 幸滋/発行所 連合通信社
健康&ダイエットNAVI 管理人 :健康診断で脂肪肝を指摘されたことを機にダイエットを決意。さまざまな文献を読み健康的なダイエットを研究。糖質制限、有酸素運動(ボクシング)、筋トレ等の実践により、1年間で約17kg減、体脂肪11%減のダイエットに成功しました(管理人のダイエット体験談はこちら)。このサイトでは、ダイエットや健康に関するさまざまな有益な情報をご紹介しています。