リバウンドしたことはありませんか?
多くの太っている人がダイエットを繰り返しています。この本の著者のわたなべぽんさんもその一人。今まで色々なダイエットにチャレンジし、目標体重まで届いたことも何度もあると語っています。しかし「何度もある」ということは、裏を返せば、その度にリバウンドしてきたということ。トイレの便座も割れてしまうほど太ってしまった作者は、どうしてリバウンドしてしまうのかという事を詳しく考えます。
多くの人は、リバウンドを単なる気の緩みととらえがちです。しかし、何度も同じことを繰り返しているという事は、そこには何らかの共通する生活習慣が関わっています。ダイエットに失敗すると、そのダイエットを振り返るのも嫌になってしまいますが、この著者は、その痛いところにきちんと向き合い、その失敗について面白おかしく解説してくれています。これはダイエット⇔リバウンドを繰り返している全ての人々にとても参考になるはずです
スリム美人と太っている人には生活に違いがある
世の中には「スリム美人」がいます。スリム美人とは、たくさん食べているようで痩せている謎の存在、多くの太っている人にとっては別世界の人、あるいは嫉妬の対象でしかありませんが、著者はこのスリム美人の存在に目を向けます。
それまでは「彼女たちは偶然痩せる体質で自分は太る体質」と思っていた著者、「実はそうではないのかもしれない」と考えを改め、スリム美人を観察し始めます。すると、スリム美人の習慣と太ってしまう自分の生活習慣の大きな違いがいくつも見えてきます。このスリム美人と太る人の比較は目からうろこの連続です。自分が当たり前にやっていた行動は、実は太る人特有の習慣なのか…と気づかされます。
比較内容の中には、「これだったらすぐに自分でも取り入れられそう」と思う習慣がいくつも紹介されています。食事制限や運動ありきの従来のダイエットではなく、意識改革で痩せるということがこの本の大きなポイントです。
自分が痩せた姿をノートに書く
では、具体的にどのようにスリム美人に近づいたら良いのでしょうか。その方法として、著者は、自分が痩せた後を想像して、その様子をノートに書きとめるということを提唱しています。ノートの書き方については細かく紹介されていて、まず自分が思い描くスリム美人はどんな人物か?どんなネイル、どんな服、どんな髪型…など細かくその理想を書きます。あるいは、今までしがちだったことを、スリム美人だったらどう変えるか?10年後はどんな人物になっていたいか?などというページもあります。質問に答えるように、自分の理想をさまざまな形で書くだけで、楽しいノートが出来上がります。
このように、自分の未来についてポジティブに想像するという作業は今までのダイエットにはなかったのではないでしょうか。このノートを書くと、不思議と「明日から運動を始めようかな!」とウキウキしてくるのです。
ダイエット最大の敵=停滞期の乗り越え方
ダイエットを楽しく続けられたとしても成果が見られなくなるのが停滞期。著者は自分でも停滞期を何回も経験しているので、停滞期に対してどう対応していくかが細かく書かれています。停滞期のノートの書き方や、運動・食事で停滞期を乗り越える方法等々、全てのダイエッターへの応援として書いてくれます。ダイエットに挫折しそうになったら読み返したくなる部分です。
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