1958年8月16日生まれのマドンナは今年なんと58歳。今なおポップの女王として君臨し、その美貌と体力は衰えるどころか益々パワーアップ。2015~2016年に行われた世界ツアー「Rebel Heart Tour」では、全世界81か所で公演を行い、過去のツアーを凌駕するパフォーマンスと迫力で、動員数世界ナンバーワンを記録しました。そんな彼女の衰えない美容と健康の秘訣を探ってみました。
164cm・54kg
「164cm・54kg」これがマドンナの身長・体重です(BMI:20.1)。ハードなトレーニングをしていることで知られるマドンナですが、この身長・体重比からも、トレーニングの目的は決して痩せることだけが目的ではないことが伺えます。彼女の写真を見ると、女性にしてはかなり筋肉質で、脂肪が少なく引き締まったアスリート体型を維持しています。
アスリートというと、いかにもお肉をたくさん食べていそうですが、マドンナは意外にもお肉を食べないマクロビオティックを長年続けていました。きっかけは、マドンナの息子がアレルギー持ちで体質改善のためだったそうです。日本人のプライベートシェフ・西邨まゆみさんがマドンナ邸で日々料理を作り、マドンナもかなりの和食党になったそう。一切お肉を食べないのに、あれだけの筋肉を維持できるとは、すごいですね。マドンナはワールドツアーに西邨さんを同行させるほど、マクロビオティックを徹底して実践していました。
ストイックなトレーニング
マドンナは、週6日はジムへ行き、そこで3~4時間、さまざまなトレーニングを行います。長年にわたってヨガとピラティスを続けているのは有名な話ですね。そのほか、水泳、ランニングなどの有酸素運動をはじめ、乗馬、筋トレなどを行います。ジョギングも毎日欠かさないそうです。
マドンナがこれほどまで徹底してトレーニングを行う大きな理由は、アンチエイジングのためです。有酸素運動には、老化の原因「活性酸素」と闘ってくれる抗酸化酸素の生成量をキープする働きがあり、筋トレには成長ホルモンの分泌を促す働きがあります。また、有酸素運動、筋トレ共に、体内の糖質を消費するので、AGE(最終糖化産物=老化物質)が蓄積されることも防ぐことができます。
日焼けをしない、お酒は飲まない
実は、今年のワールドツアーで来日したマドンナ。来日中に受けたテレビのインタビューで、その若さと美貌の秘訣を語っていました。ポイントは、「日焼けはしない。お酒はたまにだけ。健康的な食生活を送ること」。紫外線は肌を老化させ、体を酸化させてしまう大きなダメージを与えます。飲酒については、適度なら体に良いという説もありますが、もちろん飲まないに越したことはありませんね。
水をたくさん飲む
一日にたくさんの水を飲むというマドンナ。水を飲むことはとても大切なことだと語っています。老廃物を流し、体の中から美しさを保っているのですね。飲む量についてははっきり把握していないようでしたが、手振りで示したところでは2L~3Lはありそうでした。
美を保つために最も大切なこと
「究極の美は幸福であること。内面から満足すれば美しいと感じられるはず」と語るマドンナ。マドンナにとって一番の幸せは何ですか?というインタビュアーの問いかけに、「8時間眠ること。8時間眠れた時はとても幸せ」と答えていました。質の良い睡眠の確保は脳や細胞を休めるためにとても重要なこと。
マドンナがこれまでに美に費やしてきたお金額は相当な額のはずですが、今現在マドンナが美と健康を保つために実践している習慣は、意外にも私たちが日常生活で取り入れることができるシンプルなものが多いと感じました。
そんなマドンナは、「MDNA SKIN」という化粧品のプロデュースもしています。中でもすごそうなのは、「スキンリジュビネーター」という、汚れを磁石で吸い取るパックです。化粧品の口コミサイトでも絶賛されています。かなりお高いので簡単に手は出ませんが、いつか購入してみたいです。