- 投稿者:taizo
人間と本能
何万年も前から地球上に存在する動物である人間には、もともと本能があります。
本能があるので、人類が滅びないのです。戦争がない平和な世界はいつになっても訪れませんが、それでも人類は滅亡しないのです。これは種族保存の法則に通じるものがあります。
栄養がなくなれば、おなかが減る、たくさん食べればお腹いっぱいになる。肉をたくさん食べていれば、本能が栄養バランスを考え、自然と野菜や魚が食べたくなる。
脂分を多く取りすぎると自然にさっぱりしたものが食べたくなる。甘いモノを食べたらしばらくは食べたくなくなる。同じ種類の食事を続けて食べたくない。いくら焼肉やお寿司やカレーライズが好きでも、本能が正常であれば続けて三回食べたくはありません。この状態であれば本能がちゃんと機能した状態です。
本能が正常に機能している人は、なにも食事法を頭で考えたり、他人の食事法を本で読まなくとも体は健康なのです。体調は人それぞれ異なるので、自分の本能を信じることが大切なのです。
本能が衰えた現代人
当たり前に聞こえるかも知れませんが、そうならない現代人はたくさんいます。
すでに本能が狂っているか、低下しているのです。食べても食べても、飲んでも飲んでももっと欲しくなる。
世界的に見ればこんなに裕福な国なのに、なにかにつけ、エッチをしない、結婚しない、結婚しても子供を作らない、作っても1人だけ。少子化問題も本能の低下が理由の一つなのです。
あるいは、仕事が忙しかったり、悩みごとがあったりして、お腹が減らなくなった経験はだれでもあると思います。
逆に楽しい飲み会で、なぜか普段食べている量、飲んでいる量の何倍もの量を飲食する時もあります。
これらは通常は一時的な問題ですが、本能が正しく機能していない場合、その状態が続き、拒食や過食を招くことがあります。
本能を復活させるには?
このように本能の低下と向き合っている現代人ですが、衰えた本能を機能させる方法があります。
まずは、規則正しい生活です。現代人が社会活動をする中ではかなりの気合が必要です。時には周りの人に迷惑をかけるかもしれません。
次は、適度で定期的な運動です。運動と言ってもスポーツクラブとか面倒なスポーツ活動を始めることではなく、現代人であれば通勤通学程度の軽い運動で良いのです。通勤通学がない方は一日20分くらいウォーキングしてみてください。余計な筋肉は必要ありません。
次は、性的な行動を高い頻度で行うことです。間違いなく本能が高まります。
本能が高まってきたら、毎日食べたいものを食べる、飲みたいものを飲むことです。
本能が、正常に機能すれば、それを続けることで自然と健康になります。
もしそうならないのであれば、まだ本能が十分に機能していないのです。本能を高める努力が足りないのです。