女性の多くが悩んでいる「むくみ」。むくみは、足がだるい、顔の見た目が悪い、などの問題がありますが、むくみがあると代謝が低下するので、ダイエット的にも悪影響です。ここでは、日常生活で取り組める、むくんでしまったときの解消法をご紹介します。
手脚の末端マッサージ
心臓から遠い手脚は、血流の循環が悪いのでどうしてもむくみやすくなります。そこで、意識的に手脚を動かして振動を与えてやると、滞った血流が良くなり、むくみが改善されます。
テレビなどを見ている時などに手首や足首を回したり、手を使って足の指を開いたり閉じたりして足指に刺激を与えたり、握った拳で足裏をとんとんと叩いて足裏にあるたくさんのツボを刺激してやったりすると効果的です。また、寝る前や朝起きたときなどに手脚を天井に向けてぶるぶると振ったりするのもおすすめです。
首もとのリンパマッサージ
鎖骨の上にくぼみがありますが、このくぼみを触っていつもより浅いと感じたら、血流が悪く筋肉が固くなっている証拠です。
このようなときは、「プッシュ・マッサージ」で凝りをほぐし血流を良くしましょう。一つの方法としては、顔を横に向けて、耳の後ろから鎖骨に向かうラインの筋肉を、つまむような感じでマッサージします。もう一つのやり方としては、鎖骨の下を、中指と薬指で中心から肩に向かってプッシュしながらマッサージします。両手を交差して両肩をいっぺんに行うこともできます。いずれの方法も回数は5〜10回が目安で、オイルやクリームなどを塗ったりするのもおすすめです。
脚のふくらはぎストレッチ
夕方になるとふくらはぎのむくみを感じる人は多いのではないでしょうか。ふくらはぎのむくみは、脚に負担のかかる立ち仕事の人や、あるいは逆にずっと座っているデスクワークの人がなりやすいですが、冷えや疲労、水分・塩分の取り過ぎなどによっても生じます。
むくみを感じたら、ふくらはぎの筋肉を柔らかく、血流を良くしましょう。自宅で簡単にできるストレッチの一つに、壁を利用したものがあります。まず、壁に向かってまっすぐ立ち、両手を壁に当てます。片脚を後ろに引き、かかとは床につけます。壁に当てている手のひらを壁に向かって押します。後ろに伸ばした脚のふくらはぎが伸びて心地よく感じるでしょう。数回でも効果があります。
顔のホットタオル
朝起きて顔がむくんでいる日は気分が憂鬱になりますよね。そんな時、顔のむくみを手軽に解消できるのがホットタオルです。
タオルを濡らし、500~600wで電子レンジで約1分温め、熱すぎないことを確認してから顔に当てます。ホットタオルの温かさに心も体もリラックスできます。もし余裕があれば、その後冷たい水で濡らして絞ったタオルを顔に当て、温かいのと冷たいのを交互に繰り返すとさらに効果がアップします。
カリウムの多い食べ物
塩分や水分の取り過ぎによるむくみを解消するには、余分な塩分・水分を体外に排出してくれる利尿作用のある、カリウムの多い食品を摂ることが役立ちます。
カリウムは果物全般に比較的多く含まれていますが、その中でもカリウム含有量がダントツなのがバナナです。その他、あさり(ナトリウムと結合して塩分排出を促してくれる)、小豆(カリウムとサポニンのダブルで利尿作用がある)、海藻、きのこ、りんご、さつまいも、アーモンドなどにもカリウムは多く含まれます。
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