最初のうちはスニーカーの紐を結ぶのが憂鬱に感じるかもしれません。脚が痛い、呼吸が苦しい、肺が痛い…ランニングなんか止めてしまおうと思うときもあるかもしれません。しかしあきらめないでください!ここでは、ランニングを”苦痛”ではなく”楽しいこと”と感じるようになるための5つのコツをご紹介します。
スケジュールを決めて走る
ランニングの負荷に体をより慣らすためには、定期的に走ることが重要です。気の向いたとき、あるいは天気のよいとき、などランダムに走るのではなく、最低週に3~4日、スケジュールを決めて、そのスケジュールをしっかり守ってランニングしてください。高頻度でランニングすることによって、ランニングに必要な下半身と体幹の筋肉が鍛えられると共に持久力もつき、走ることが楽に感じられるようになります。定期的に走る習慣をつけるためには、まずは短い距離から始め、慣れるに従って徐々に距離を伸ばしていくとよいでしょう。
ゆっくり走る
いきなり時速13kmで走る必要はありません。もちろんある程度心拍数を上げないといけませんが、息も絶え絶えで肺が苦しくなるようなスピードは行き過ぎです。最初のうちはインターバルトレーニングは避けたほうがよいでしょう(インターバルトレーニングは脂肪燃焼には絶大な効果がありますが、上級者向きです)。まずは心地よく感じられる一定のペースで走るよう心がけてください。そうすることで正しいフォームを意識することができ、それゆえ怪我を防ぐこともできます。また景色を楽しむ余裕もできますし、仲間とランニングする場合はおしゃべりすることもできます。走ることを楽しいと感じるためにはこういったことが大事です。体が慣れてくれば自然とペースは上がっていくもの。一定のペースが物足りなくなったら短距離ダッシュを織り交ぜたインターバールにチャレンジするのもよいでしょう。
走る楽しみを見つける
走っている時間の1秒1秒をただただ苦しく感じるだけだとしたら、何かが間違っています。何でもよいので、走りながら楽しめることを見つけてみてください。例えば、犬を連れて走る、友達と一緒に走る、初めての場所を走る、お気に入りの曲を聴きながら走る、小説の朗読作品を聴きながら走る、お気に入りのウェアやシューズを見せつけて走る、ランニングアプリに記録する、海辺を走って走り終わったらひと泳ぎする、等々、自分なりの楽しみ方があると思います。
脚の筋肉を鍛える
脚の筋肉を鍛えることで走ることはずっと楽になります。一つの方法は、ランニングコースに丘を加えることです。上り坂を走っているときは相当苦しいと思いますが、坂を上り切ってしまえば、「ランニングってこんなに楽だったのか!」と感じられてきっと驚くでしょう。あるいは、走らない日に、スクワット、ランジ、ステップ台を使ったトレーニングなどで、下半身を鍛えるのも効果的です。
他の運動を織り交ぜる
定期的にランニングをすれば、間違いなく走ることは次第に楽になります。しかし、ランニングだけが唯一のトレーニングというのはあまり好ましくありません。ランニングばかりしていると、どうしても飽きがきてしまうということと、同じ動作を繰り返すことで「反復性ストレス障害」による怪我の恐れもあります。是非、自転車、ハイキング、ダンス、スイミングなど、ランニング以外の有酸素運動をトレーニングサイクルに混ぜてみてください。違った種類の有酸素運動をすることで、体はさまざまな形で鍛えられ、ランニングにも好影響があります。また、他の運動をしてランニングから離れてみることで、ランニングが恋しくなるというメリットもあります。きっと新鮮な気持ちでランニングに臨むことができて、ランニングがより楽しく感じられるでしょう。