血管年齢を若く保つためにはやはり食事が重要。コレステロールは体に必要な栄養素ですが、摂り過ぎると血管壁に蓄積し、動脈硬化の原因となってしまいます。ここでは、血液サラサラ&血管しなやかにするのを助けてくれる食品をご紹介します。
柑橘類
柑橘類に含まれているビタミンCの抗酸化力は高く、悪玉コレステロール(LDL)が過酸化脂質になるのを防いでくれます。また、血管の弾力を保つコラーゲンの合成を助けます。さらに、酸味の主成分であるクエン酸が代謝を良くするため、老廃物の排出が促進されます。生の柑橘を食べるのが難しい場合は、果汁100%で糖分の少ないジュースを飲んでも同様の効果があります。
大豆
大豆に含まれている脂肪のリノール酸はコレステロール値を下げる働きがあり、サポニンは酸化を防いでくれます。また、レシチンには水と油を混ぜ合わせる強い乳化作用があり、血管の内壁にこびりついたコレステロールを溶かして肝臓に送ります。肝臓に送られたコレステロールは、余分なものは排出され、必要な分は再利用してくれます。結果として体内の善玉コレステロール(HDL)が増えることになるのです。大豆は豆腐などの加工食品でも効果はほとんど変わりません。積極的に献立の一品に加えてみましょう。
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酢
酢の主成分であるクエン酸には、体内に摂り入れた食物がブドウ糖からエネルギーに変えられる過程で、乳酸などの老廃物が残らないようにする働きがあります。また高い抗酸化力があるため、悪玉コレステロール(LDL)が過酸化脂質に変わるの防ぎます。毎日20ml摂り続ければ、総コレステロール値を下げ、善玉コレステロール値を上げることができます。直接飲む場合は、自然な甘味があって飲みやすいフルーツ酢がオススメです。
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蕎麦
蕎麦は麺類の中で栄養バランスがダントツ。注目はポリフェノールの一種であるルチンが含まれていることで、高い抗酸化力があると共に、ビタミンCの吸収を助けてくれます。また、ルチンには動脈硬化や高血圧を予防する効果があり、その効果は薬にも活用されているほど。その他にも、血行を良くするナイアシン、糖や脂質の代謝を促進するビタミンB群が含まれているなど体によい成分が満載です。いつも食べているうどんを蕎麦に変えるだけで、血管をしなやかに保つのに役立つでしょう。
青魚
脂がのった青魚に含まれているEPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサエキサエン酸)。これらの成分には、中性脂肪値を下げて、悪玉コレステロール(LDL)が増えないようにし、血栓をできにくくする働きがあります。効率良く摂ることができるのは新鮮な刺身です。鮮度が落ちるほど過酸化脂質が増えてしまうので注意してください。また、溶け出た脂も一緒に摂ることができる煮魚やグラタンなどの調理法もオススメです。
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