- 投稿者:こいけ
- 性別:女性
- 年齢:44
- 身長:163
- 期間:3ヶ月
- 体重:68kg → 58kg
- 体脂肪率:34% → 28%
結婚・妊娠で10kg増!
元々太目な私。独身時代は58kgでした。体型は気にしていても、なかなかダイエットに踏み出せない、いわゆるズボラな性格です。運動も得意じゃないし、好きじゃない。それでも60kgをオーバーしなかったのは、仕事をしていたおかげだったのです。それが結婚を機に退社。専業主婦になり、なおさら運動しなくなった私の体重は、どんどん増えていきました。妊娠、出産を経て、気がついた時は10kg増の68kg!さすがに70kgの大台に乗ってしまうことには抵抗がありましたので、意を決してダイエットを行うことにしました。
低予算で手軽に始められる低糖質ダイエット
エステに通うお金は当然ありません。運動をするのは苦手です。すぐに始められるダイエットとして、低糖質ダイエットを選びました。体重が増えていく理由のひとつに、カロリーの摂取と消費のアンバランスがあります。運動しない私は、単純にカロリーを抑えればいいと考えたわけです。お金がかかるわけでもありません。むしろ、食費が浮くんじゃないかとさえ思いました。そして体重も落ちれば一石二鳥。そんな幻想を抱いていました。
減っていく体重につられて、過酷化していくダイエット
とにかく、間食もよくしていましたし、食べることが大好きだった私です。低糖質ダイエットとして、まず制限したのが間食です。買い物に行っても、お菓子を買わないことを徹底しました。間食をやめると、口寂しくてそわそわし始めます。そんな時は水を飲んだり、ガムを噛んだりして紛らわしました。これだけでも十分効果がありました。
3日程すると、体重が3kg落ちていました。すっかり気を良くした私は、さらに食べるものと量を制限しました。当然お腹が空きます。それを誤魔化すために、キュウリを生のままバリバリ食べたり、納豆を食べたりと、極力カロリーの低いものをちょこちょこ食べるようになりました。
そして、そんな風にダラダラ食べていると、朝、昼、晩、三回きっちり食事をするという習慣がなくなってしまいました。家族には三食作って出すのですが、私はサラダのみだったり、お吸い物のみだったりするわけです。野菜、ところてん、豆腐、納豆が主食の生活を2か月続けた結果、なんと8kgの減量に成功しました。
ここで私は欲を出してしまい、独身時代の体重58kgに戻したいと思ったのです。この頃すでに、身体が異変を起こしていたのですが、さほど身体を動かしていなかった私は、それに気づかずにいました。身体にとって過酷な状況を、さらに続けてしまいました。
それから1か月でさらに2kg落とし、ついに目標の58kgを達成しました。しかし、そんな結果に喜んでいたある日、私は買い物中に意識を失い倒れてしまいました。原因は「鉄欠乏性貧血」と「低血糖」でした。
安心した瞬間リバウンド
病院にかかってしまったことで、このダイエットは続けられないと思い、止めることにしました。低血糖を起こさないように、朝と昼はしっかりご飯を食べるようにしました。とにかく、カロリーにさえ気を付けていれば体重もどうにか維持できるだろうと、浅はかな考えでいました。
しかし、一旦緊張の糸が切れてしまうと気の緩みは加速する、ということを考えていなかったのです。「これくらいなら食べてもいいだろう」という目測がだんだん緩くなっていき、気がつくと間食をまた始めていました。どんどん体重が増えていっていることを自覚しているのですが、「10kg落としたのだから、これくらいの増量はまだ大丈夫という」という錯覚を起こすのです。あっという間に元の体重に戻り、鉄欠乏性貧血という病気だけが私に残りました。
無理な食事制限はしないこと。正しい知識を持つこと
安易に始めた低糖質ダイエット。しかし、正しい知識もないままに、甘いものや炭水化物を制限すればいいと思っていました。けれど、糖質も生命維持には大切な栄養素です。私は糖質だけでなく、脂質も避けたらもっと効果が出るだろうという素人判断で、大事なたんぱく質源である肉を食べることもしなかったのです。
体重が減ることに快感を覚え、逆に増えることに恐怖を感じ、そんな心因的な問題から拒食症になってしまった方もいると聞きます。幸い私はそこまでには至りませんでしたが、そうなってしまった可能性もあったわけです。恐ろしいことをしたと猛反省しております。低糖質ダイエットも、糖分の摂りすぎを感じている方や、糖分を控えるように医者から言われている方には推奨される方法でしょう。けれど、それは正しい知識を持って行われることが前提です。
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