「玄米は体によい」。誰しも何となく分かっていると思いますが、何がどう体によいか詳しくは分かっていない人が多いのではないでしょうか?あるいは「硬い」「食べにくい」「まずい」などという先入観で食べず嫌いしている人もいるのではないかと思います。
生活習慣病やアレルギーが蔓延する近年、日本の伝統食である玄米は、その豊富な栄養価が、健康・ダイエット・美容などさまざまな側面から見直されています。食事は身体の基盤作り。ここでは玄米の効能と玄米を美味しく食べてダイエットするコツについてご紹介します。
玄米は生きているお米
玄米の栄養バランスは理想的
玄米のぬか層の秘密
ぬか層には歯ごたえがありますので、自然と噛む回数が増えます。よく噛むことにより唾液の分泌を促し、お米の甘みが増して美味しくなります。また噛む回数が増えると満腹感が増し、食べ過ぎないためダイエットにつながります。加えて、顎や歯の成長を促したり、脳を刺激したり臓器の働きを良くしてくれます。
玄米のイメージは誤解が多い
玄米の美味しい炊き方
また、玄米はカリウムによって少々苦味が感じられることがありますが、ナトリウムが含まれている塩を一緒に入れて炊くことで美味しくなります。玄米3合に対して自然塩ひとつまみ程度が適量です。
水加減は、圧力鍋の場合玄米量の1.3倍です(玄米1合の場合、1合180cc×1.3=水234cc)。電気炊飯器や土鍋の場合はものによって異なるので説明書を参考にしたほうがよいですが、一般的には玄米量の1.5倍(玄米1合の場合、1合180cc×1.5=水270cc)前後ということが多いようです。
簡単&美味しい玄米レシピ
炊きたての玄米ご飯に混ぜるだけで美味しい逸品になるレシピをご紹介します。
- 「梅と枝豆の混ぜごはん」:種を取り出した梅肉と、塩茹でした枝豆、すりゴマを一緒に入れて玄米ご飯混ぜる
- 「ちりめん高菜混ぜごはん」:ごま油で炒めたちりめんと、細かく刻んだ高菜漬けをしょう油で味付けして、すりゴマを入れて玄米ご飯に混ぜる
- 「バランス混ぜご飯」:冷蔵庫の残り野菜をごま油で炒めて、しょう油やみりん、だし汁で煮て、炊きたての玄米ご飯に混ぜる。
- 「焼きおにぎり」:おにぎりにした玄米ご飯に、みそ・みりん・すりゴマを塗ってトースターで焼き、刻んだ小ネギをのせていただく