便秘や腰痛などで悩んでいませんか?意外に思う方もいるかもしれませんが、便秘や腰痛は、体のゆがみが大きく関係しています。特に女性は出産によって体が緩み、ゆがみが生じることがあります。ここでは、体がゆがんでしまう原因や、ゆがんだ体を元に戻す方法の一つとして、体の仕組みに基づいて理論的に行う美腰エクササイズについてご紹介します。
体がゆがむ原因
体のゆがみは、何気ない日頃の生活習慣や癖によって起こります。例えば以下のようなものが原因として挙げられます。
- 運動不足
- 不規則な生活
- ストレス
- 片方の脚に重心をかけてしまう
- パソコンやスマートフォンなどを長時間使用する
- 頬づえをつく
- 寝ている時に横向きやうつ伏せになる
- テニスやゴルフ、卓球など体の片側をよく使うスポーツをする
- 椅子に座る時に脚を組むことが多い
- 片側の肩ばかりに鞄をかける
誰しもいくつか心当たりはありますよね。なるべくなら、これらのゆがみの原因は避けるよう心がけましょう。
まずは体のゆがみをチェック!
体のゆがみの大きさや、ゆがみのパターンは人それぞれ異なります。まずは自分の体のゆがみをチェックしましょう。
確認の仕方としては、全身を鏡に映し、左右対称になっている部分があるかどうかを見ます。確認するポイントは以下です。
- 頭や口角が左右どちらかに傾いていないか?
- 肩やバスト、ウエストやお尻の高さが左右で違っていないか?
- まっすぐ立った時に太ももや膝、ふくらはぎやくるぶしが離れていないか?
また、仰向けに寝て以下のことを確認してみてください。これらの中で当てはまるものがある場合も、体のゆがみがあります。
- 尾てい骨が床に当たって痛い?
- 腰が床にきちんと付かない?
- 大きく脚を開けない?
- 足先の開く角度が左右で違う?
美腰ダイエットのやり方
▲背筋を伸ばして正しい姿勢で立ち、体の余計な力を抜いて両手は腰に当てます。
▲ゆっくり呼吸しながら腰を円を描くように回したり、波の動きのようにスイングさせたりします。
体重移動を上手く使いながら、お腹の中心に力が集まるように意識して丁寧に、毎日5分程度行いましょう。
詳しくはこちらで動画が紹介されています。
いつやるのが効果的?
この美腰エクササイズは基本的にいつでも行ってもよいですが、朝は一日の中で最も交感神経が活発で体温も高く、また骨盤が締まっていますので効果が高いです。
ただし、食後1時間以内や、妊娠中、怪我や痛みがある人や、心臓病や高血圧などの循環器系の病気がある人は控えたほうがよいでしょう。
美腰ダイエットの効果
▲腰を前後に動かすと、骨盤の前後のズレが整えられ下腹が引き締まります。
▲腰を左右に動かすと、骨盤の左右のゆがみが調整され、腰の周りの筋肉がほぐれ動きやすくなります。
次第に骨盤が正しい位置に戻り、体の奥にある深層筋が鍛えられ基礎代謝が高まります。そして、お腹の周りの脂肪が燃焼されるのでウエストが細くなります。
また、内臓や子宮の働きも良くなり、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌も活発になりますので、肌がきれいになります。
さらに、骨盤の開閉運動の周期が整うことにより、自律神経の乱れが改善されたり、ゆっくり呼吸しながら腰を回すことでリラックスし、ストレスの緩和につながります。