世間でさまざまなダイエットが推奨されています。糖質制限ダイエット、置き換えダイエットのように何らかの形で食事を制限する方法や、ランニングやサーキットトレーニングのように運動でカロリーを消費する方法があります。しかしいずれも長続きせず、挫折してリバウンドしてしまう例が多くあります。そこで、つらい食事制限やハードな運動もしないで痩せることができる「8時間ダイエット」について、宝島社から出版されている『驚異の8時間ダイエット』(Amazon
8時間ダイエットとは
8時間ダイエットとは、1日8時間の間に三食の食事をして、それ以降の16時間はノンカロリーのお茶やブラックコーヒーやストレートティーなどの飲み物以外は口にしないというものです。やり方として、その日に食べた最初の食事の時間を8時間の起点とします。例えば11時に食べ始めると夜7時まで食べてもよいことになります。その8時間の設定については、各自の生活スタイルに合わせて調節することができます。朝が弱い人なら、正午から夜の8時までという設定でも構いません。
8時間ダイエットの成功例
8時間ダイエットの実際の成功例を紹介します。
一つは、1か月で5.2kgの減量に成功、太ももは4.8cm、ウエスト7.5cm細くなったという例です。この方は飲み会でお酒をある程度控えて代わりに水を飲むという努力をしましたが、食べる量はまったく変えなかったのこと。
もう一つは、3週間で3kg痩せたという例。食べることが大好きというこの方は、努力らしい努力は全くしておらず、ダイエット期間には食べ放題の食事をし、普通に酒を飲み、運動もまったくしていないという条件でこの結果を出したのは驚くべきです。
8時間ダイエットのメリット
8時間ダイエットは、痩せるだけでなく、健康面においてもさまざまなメリットがあるとのこと。8時間ダイエットは、「16時間何も食べない」ことから「プチ断食」とも呼ばれています。プチ断食は、細胞に刺激を与え新しい白血球を産生させる効果があり、ひいては免疫力が向上します。これによって、インフルエンザや感染症にかかりにくくなる、がん細胞の増殖を抑える、長寿遺伝子が活動し寿命が延びる、と言われています。
8時間ダイエットの効果を上げる工夫
8時間ダイエットを実践していく過程で効果がなかなか出ない場合は、ごはんをはじめ、うどん、パン、パスタといった炭水化物を多く食べ過ぎていないか吟味することです。炭水化物を多く食べると血糖値が大きく上がり、インスリンの作用で脂肪になります。この原理を逆手にとったダイエット方法が糖質制限ダイエットです。しかし糖質制限は、食べることができるものが限られストレスがたまり、長続きしないという場合も多いです。そこで、外食では麺類とごはんのセットをやめてどちらか一方にしたり、ごはんの量を少し減らすなど、無理のない範囲で工夫をするとよいでしょう。そしてその減らした分はおかずを多く食べることで満足感を補います。理想の栄養バランスは、炭水化物は50~70%ですが、下限の50%にすることです。
今までダイエットに挫折したりリバウンドした経験のある人は、8時間ダイエットを試してみてはいかがでしょうか。8時間ダイエットが軌道にのってくれば、各自の体質にあった他のダイエット法を組み合わせることでさらなる効果が期待できます。
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